キヤノンのRFマウント用の「15-35mm F4」の特許

Canon News で、キヤノンのEOS Rシリーズ用のF4通しの広角ズームの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 15-35mm F4L

  • これは私が待ち望んでいるレンズだ。以前に2021年に超広角のF4通しのレンズが登場するという噂を目にしたことがある。キヤノンは、この特許(特開2020-190636)で次のように述べている。

    「本発明は、コンパクトで色収差を含む様々な収差を良好に補正したズームレンズの提供を目的としている」

    それを実現して欲しい。実施例の15-35mm F4はバックフォーカスが19mmで、かなりバックフォーカスが短い16-35mm F4よりも現実的に見える。

    15-35mm F4L
    焦点距離: 15.45 24.00 33.95
    F値: 4.12 4.12 4.12
    半画角: 54.47 42.03 32.51
    像高: 21.64 21.64 21.64
    全長(全玉からセンサーまで): 150.01 141.11 140.23
    バックフォーカス:19.25 31.83 46.78

    16-35mm F4L
    焦点距離: 16.48 24.00 33.95
    F値: 4.12 4.12 4.12
    半画角: 52.70 42.03 32.51
    像高: 21.64 21.64 21.64
    全長(全玉からセンサーまで): 132.09 128.84 134.21
    バックフォーカス:10.35 19.54 33.20

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小三元の広角ズームは14-35mm F4になるという噂が流れていますが、特許にある15-35mm F4の可能性もあるかもしれませんね。この15-35mm F4はフランジバックの分を除いても、全長は120mmあるので、ミラーレス用の広角ズームとしては、それほどコンパクトではなさそうです。