ニコンはZマウント用の更なるDXレンズを計画中

Amateur Photographer に、ニコンヨーロッパの取締役のインタビューが掲載されています。

Nikon: sales 'steady,' more DX lenses for Z series coming

  • (非常に厳しい年だったがニコンのカメラとレンズの販売はどうだったか?)
    世界中で需要が減少し、どのメーカーもサプライチェーンの問題に直面した。現在、完全に回復しているわけでないが、幸いなことに、当初の予想よりも遥かに良好に回復しており、需要はかなり戻ってきている。

  • (D780の販売は期待通りだったか?)
    市場から好評を博しており、販売は順調だ。

  • (ZマウントのDXレンズを更に拡充する予定は? 現在、既存の2本とロードマップの1本しかないが、単焦点や広角ズームが必要ではないか?)
    常に市場のニーズを見極め、それに応じて対応するようにしている。もっと多くのDXレンズが必要とされていることは認識している。レンズラインナップ戦略は絶え間なくアップデートされており、更なるDXレンズを計画している。

  • (Z6IIとZ7IIは小幅なアップデートだが、これで新しい顧客を引きつけるに十分だと思っているか?)
    これらのカメラは、プロを含む多くのユーザーからのフィードバックに基づいて開発されており、発売以来、順調な売れ行きを見せている。

  • (Zシリーズにもっと焦点距離の長い望遠レンズが必要だと思うか?)
    Zマウントシステムは進化の途中で、今後もラインナップを充実させ、幅広い撮影用途やユーザーに対応していく。

  • (ニコンにはプロスポーツ向けの高性能ミラーレスカメラがないが?)
    繰り返しになるが、常に市場のニーズを見極めて、今後もラインナップを拡大していく。

  • (富士フイルムやソニー、オリンパス、パナソニックのように、ハイレゾモードを搭載するか?)
    将来の製品についてはコメントできないが、市場にニーズを見極めて対応していく。

  • (旭化成エレクトロニクスの火災の影響は?)
    サプライチェーンの問題で、一部のデジタル一眼レフとFマウントレンズの生産に影響が出る可能性があると予想している。

 

いつもながらニコンはインタビューであまり情報を出してきませんが、ロードマップに掲載されている残りの1本(18-140mm)以外にもDXレンズを計画しているという話は、Zマウント機のユーザーに大いに歓迎されそうな情報ですね。

また、AKMの火災の影響はニコンも避けられないようですが、影響があるのは一眼レフのFマウントレンズということなので、Zマウントシステムには影響はなさそうです。