「EF85mm F1.4L IS USM」はEFマウントレンズでこれまでで最高のDxOMarkのスコアを達成

DxOMarkに、キヤノンのIS付きの中望遠単焦点レンズ「EF85mm F1.4L IS USM」のスコアとレビューが掲載されています。

Canon EF 85mm F1.4L IS USM Lens review

  • 50MP機の5Ds RによるテストではDxOMarkのスコアは49で、これはこれまで最高のスコアだったツァイスのApo Sonnar T* 2/135ZEを上回るEFマウントレンズで最高の値だ。
  • このレンズの解像力は非常に高く、倍率色収差と歪曲はとても良く抑えられている。透過率もT1.6と非常に良好だ。周辺光量落ちも比較的コンパクトな大口径レンズとしては-1.8EVとよく補正されている(通常は-2EVを超えてくる)。
  • EF85mm F1.2L II との比較ではF1.2L IIは、周辺部の解像力が低く、倍率色収差が遥かに高い値だ。
  • EF85mm F1.4L IS のF1.2L IIに対する大きなアドバンテージは、絞り値にかかわらず画面の中心から隅までシャープであるということだ。色収差も適切に補正されている。また、手ブレ補正はウェディングなど照明をコントロールできない状況では有利だ。プロ用のLレンズなので、価格は安価ではないが、これまでにない画質だ。

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RFレンズが次々に登場しているので、最近はあまり話題にならないEFレンズですが、このEF85mm F1.4L ISは、DxOのテストでシグマの85mm F1.4 ArtやツァイスのOtus 85mm F1.4を上回るスコアを出していて、IS搭載にもかかわらず驚くほど優秀なレンズですね。

このレンズは最近の大口径のLレンズとしてはそれほど高価ではないので、RF85mm F1.2Lは高すぎるというEOS Rユーザーにとってもよい選択肢になるかもしれません。