リコーは写真を生涯の趣味にした人達のための尖った製品づくりを行っていく

Mondo alfa に、リコーイメージング社長の高橋忍氏のインタビューが掲載されています。

GR Ⅲでなければ提供できない価値の追求を(found via PentaxRumors

  • 尖っていること。我々にとっては、それがもっとも大事です。尖らせるためには可能な限り削ぎ落さなければなりませんが、販売代理店からは、ズーム付きのGRをつくってくれたら今の10倍は売れますよと耳打ちされたりします。経営者としては心が揺らぎますよね(笑)。しかしGRは単焦点でやってきて、社内の人間だけでなくファンの方々にも"こういうもの"というイメージが根付いています。
  • ペンタックスにしてもミラーレスにすればいいのにと言われます。我々もその技術は持ち合わせていますが、直接ファインダーをのぞいて被写体を見る一眼レフならではの楽しみを捨て去ることはできません。
  • スマホが普及して以降、コンパクトカメラの売り上げはピークの10分の1。一眼レフも同じく半分まで市場がシュリンクしています。ですが写真を撮る人が減ったわけではありません。であれば、スマホではできないこと。あるいはGRやペンタックスでなければ提供できない価値が必ず存在します。我々はそれを追い求めながら、写真を生涯の趣味にしたい人たちのために尖った製品づくりを行っていきます。

 

リコーはフルサイズやAPS-Cのミラーレスには参入せずに、今後も一眼レフに力を入れていくことになりそうです。一眼レフ市場は、現在、急速に縮小していますが、ニコンとキヤノンの今後の動向によっては、ペンタックスが両社の一眼レフファンを取り込むことができるかもしれませんね。