LensTipに富士フイルムの大口径中望遠単焦点レンズ「XF50mmF1.0 R WR」のレビューが掲載されています。
・Fujifilm Fujinon XF 50 mm f/1.0 R WR
- フォーカスリングは電子式で、非常に正確なピント合わせができる。フォーカスリングの回転角は約180度で、リングを非常にゆっくりと回した場合は回転角は大きくなる。
- 解像力は、中央は開放で48lpmmに達しており、良像の基準値(44~45lpmm)を少し上回っている。絞ると画質は急激に改善し、F4でピークの81.5lpmmに達する。
- 全体として中央の解像力に不満はないが、このようなレンズにはレコードレベルの解像力が期待される。しかし、このレンズはそのレベルを少下回っていて、仔細に見ると少し不満を感じるかもしれない。安価なViltrox23mm F1.4がレコードを樹立したので、高価なXF50mmF1にも同じことが期待される。また、安価なXF50mmF2は82~83lpmmに達しており、高価なXF50mmF1.0がより良い結果を出せない理由が分からない。
- 隅は、F1.0とF1.4の解像力はもっと改善して欲しい。実用的な画質を得るにはF1.6からF1.8まで絞る必要がある。絞り込めば60lpmm近い良好な解像力になるが、それでも我々の期待に応えるには十分ではない。中望遠レンズは通常中央と隅でそれほど大きな解像力の差はないものだが、このレンズは周辺部があまり良くはなく、ここでも安価なXF50mmF2に負けている。
- 軸上色収差は開放では目立ち、1段絞ってもまだ目に見える。ここでも、再度、このレンズにがっかりさせられた。
- 倍率色収差は開放付近では無視できる大きさだが、F2以上に絞ると大きくなり0.08%付近で落ち着く。これは「低い」と「中程度」の境界線上の値なので、文句はない。
- 球面収差のテストでは、前ボケの後ボケで描写が異なっており、これは球面収差が良好に補正されていない典型例で、このレンズのもう一つの欠点だ。
- 歪曲はJPEGではゼロ(測定値は+0.08%)だが、RAWでは+0.81%の糸巻き型で、心配はないが、プレミアムレンズにはより大きな期待をしているので、開発者はもっと歪曲を抑えるように努めるべきだっだと思う。
- コマ収差はサンプルから十分に補正されていないことがわかり、F1.0だけでなくF1.4でも目立つ。これは、このレンズのもう一つの欠点だ。
- 非点収差は8.6%の穏やかな値で、ここでは文句はない。
- 玉ボケは、非球面レンズを採用しているにもかかわらず年輪ボケが見られず、非常に良好に見える。問題は主に口径食による変形だが、これは2段絞れば解消する。
- 周辺光量落ちは未補正では45%(-1.73EV)で、大きな値ではあるものの、同じ画角のフルサイズ用レンズが2~3EV落ちることを考えれば、悪くはない。周辺光量落ちは絞ると急激に改善し、F2でわずか18%(-0.57EV)になり、F2.8で解消する。
- 逆光では、太陽が画面内にある場合と、画面のすぐ外側にある場合にフレアが現れ、絞るとゴーストが現れる。このゴーストは光源が画面の外側遠くにある場合でも現れる。このカテゴリでは明らかに失敗しており、これはこのクラスのレンズでは起きてはいけないことだ。
- AFはほとんど無音だが、最短から無限遠までX-T2で0.8~1秒かかるので、速いとは言えない(X-T4でも0.7~0.8秒かかり、自慢できるような結果ではない)。AFはスタジオでも屋外でも常に的中しており、AF精度の高さは称賛に値する。これはX-T2でもX-T4でも同じだ。
- XF50mmF1.0は中央は実にシャープだが、その価格を考えると、我々の期待はこのテスト結果を遥かに上回っていた。このようなレンズは真に際立った性能であることが示されて初めて市場で成功を収めることができるが、残念ながらXF50mmF1.0は全然優秀なレンズではない。これで力を誇示しようとしたとするなら、それは完全に失敗だ。
- 良い点:しっかりした防塵防滴の鏡筒、中央の素晴らしい画質、倍率色収差の良好な補正、歪曲が少ない、非点収差が穏やか、ボケが非常に素晴らしい、静かで正確なAF。
- 悪い点:開放付近の隅の画質、軸上色収差が目立ちすぎる、球面収差が目立つ、コマ収差が顕著、周辺光量落ちが目立つ、逆光耐性が今ひとつ、コストパフォーマンスが低い。
かなりの酷評ですが、XF50mmF1.0は球面収差を残すことで、開放付近の解像力をある程度犠牲にしてボケの美しさを追求したレンズなので、解像力や収差の値だけで評価すると、このレンズの良さが分からないような気がします。
DPReviewTVもこのレンズをワーストレンズに選んでいたので、海外のレビュアーには、解像力よりもボケを優先したハイエンドレンズは、理解が得られにくいのかもしれませんね。
ぼけぼけ
bokehが日本発祥な所以ですかね。
M.T.H.
このレンズの設計思想を何も理解していない残念な記事ですね…
誰かlens tipに教えてあげてください(汗)実に的外れだと。
レンズの設計思想って意外にも浸透していないようですね。特に海外では。
シュワシュワ
数値で判断するとこうなってしまうんでしょうね。
ある種公正な判定とも言えますが、そういうレンズじゃないですよね。
映画とかではオールドレンズやあえてフレアなどを抑えすぎないレンズが重宝されてたりするようですから、このレンズを評価する人達も確実にいるでしょう。
自分もこういうレンズ好きです。
N
海外では元々ボケの概念そのものが無かったという話も聞いたことがありますし、解像力至上主義みたいなものが根強いと思います。
こういうレンズは受け入れられにくいのでしょうねぇ。
K-33
このレンズは本当に数値で云々ではないと思いますね。印刷された作品を見た時の感動は今でも忘れられません。
ただ、最近はニコンも50mmF1.2Sという凄いレンズを出してきましたね。繊細な写りとボケが共存していて感心しました。
SONY好き
つくづく日本という市場が特殊なんだと実感しましね。
こういうボケを重視したレンズは海外では売れないのでしょうか。
日本での人気と海外での人気はだいぶ違うようですね。
電卓
うーん、レンズと言いますか、写真というものは、最終的にプリントした時に美しいかどうか・・という面を海外レビューサイトは理解していないのかも?
ベンチマーク云々を言ってしまえば、自分が使用している、Limitedレンズ群も、現代の基準ではボロボロでしょう。。等倍にしてみれば、ずぐに分かります。
ただ、何か分からないけど美しいという概念は、こういうレビューサイトでは見ることは出来ないかもしれませんね。あくまでも数字、美しいかどうかの美的基準というのは、写真家のほうが理解しているかもしれません。
かめらいふ
このレンズめちゃくちゃ好きです。上手く表現できないですが、ちょっと丸みのある立体感とウェット感が、人物を優しく写し出し、なんとも言えない色気や、落ち着いた雰囲気を感じさせます。個人的には、子供やペットを撮りたくなるレンズです。
このレンズを使いたくて富士フイルムのボディを買った(買いたい)という声もちらほら目にします。単にボケの大きさや、解像力を求めるのなら、フルサイズのF1.4程度のボケ量であることは承知の上でしょうし、シャープなレンズもいくらでもありますので、そうでない魅力があるからだと思います。
解像力レコードが云々とありますが、そういう観点では、技術が進歩し、新たなレコードが更新されたら、古くなったレンズは忘れさられますが、このレンズは、ずっと大事に使っていきたいレンズです。
甘党
実に的外れで残念な記事ですね。
このレンズの設計思想を全く理解されていないようです。
フジもホームページや動画等で積極的にアピールはしている筈なんですが、そういう調査はしないんですかね。
同じ海外レビューサイトでもイギリスのePHTOZineではポートレートフレンドリーなレンズ、と高評価だったので海外でもボケ味が理解されないわけではないとは思います。
Npgt
「良い点:ボケが非常に素晴らしい」とされているので、ボケを全く無視した評価でもないように思います。
問題にしているのは、「絞った時の解像力がその価格から期待するほど高くはない」ということではないでしょうか?
pain
ぼけは数値化出来ないので評価されないですよねぇ
ぼけ綺麗だからポトレには良いレンズだと思います、ただ逆光弱いのは好きじゃないですが…
エ学
ボケを理解してないなんてことはないと思いますよ。ボケを理解してないなら中華mfレンズの類いにも低評価付くでしょうし。
このレンズが3万円(ボケだけに全振りしてそれ以外ぜんぶ捨てたKamlanくらい)なら受け入れられるのかもしれないですが、20万円払ってこれなら不満出そうですね。
もち
>玉ボケは、非球面レンズを採用しているにもかかわらず年輪ボケが見られず、非常に良好に見える。
ここがこのレンズのキモだと思うんですが、軽く流しているレビューになっていますね。
とはいえレンズの解像力や収差低減具合のレビューなんでしょうから、
設計思想が真逆のレンズは酷評になるのも仕方ないとは思います。
サイトのテーマに沿って機械的にレビューしているのでしょうね。
noppo
解像力重視の風潮の中でこのレンズを出したことは、富士フイルムの「挑戦」だったのかもしれませんね。
まだ発売してから3か月しかたっていませんから、今後も多方面から評価されていくのだと思います。
シロクロ
野村誠一さんがポートレート(主に女性の話ですが)で海外では陰影クッキリ付けたのが好まれ日本ではとにかくぼかしてソフトにしたのが好まれるっておっしゃられて
いましたがここでも本邦との好みの違いが現れているのかも知れませんね
BenBen
ライターが「期待はずれ…」とタイトルにある様に、期待しているものは「数値」であって数値が優れている事が良いレンズとベンチマーク主義そのものですが、僕はこのレンズで撮った写真の「全体の描写感」は素晴らしいと思います。
個性的なレンズである事は確かですが、この個性的なレンズを選べるXユーザーは幸せだと思います。
フジ太郎
このレンズは“ポートレートレンズ”として作られたようなので、
「隅の解像度が低い」やら「絞ってもバッキバキな描写にならない」という意見は無視できるものだと思います。
富士フイルムの『Xストーリー』という宣伝動画でもポートレートばかりでしたし。
Lens Tipのレビューは、『50mm F2のコスパが優れている』というレビューだったってことで(笑)
プーアル
この焦点距離のレンズは、各社から気合の入った素晴らしい製品が提供されているので、自ずと評価も厳しくなっているのでしょうね。
カーク艦長
ミニバンをサーキットのタイムだけで評価したみたいなレビューですね。
うなじゅう
写真は撮る人も、鑑賞する人も遊び心が大切だと思っています。世界中の人々が大変な世の中なので、意識していないと薄れてしまうのだなぁと感じた記事でした。
マスタング
レンズの味というのは安価かつ、何気なく買ったレンズだからこそ許されるのであって、高価なレンズには一定レベルの解像度や光学性能が求められるのは当たり前だと思います。
高級フレンチレストランの料理と同じ金額で、作られたお袋の味を堪能したいかというと、そうではない。
このレンズに関しては少し需要を見誤ったかもしれませんね。
to
的外れというか嗜好の違いでしょうか。最近ではα7Cもそうでしたが、レビュワーの好みでないとレビューが減点法になりがちだと思います。
ぶらりん
LensTipの「お仕事」としては、レンズの設計思想といった薀蓄を一切拝して、ひたすらに流れ作業で機械的に数値的に評価するというのが存在意義なので、ここに写真鑑賞者的な主観を入れてしまっては他との比較(あくまでも数値的な比較)が出来なくなります。
傍から見れば、このレンズの価値を自分たちの方法では捉えられないと事実上「降参」しているわけで、LensTipの「お仕事」の存在意義すらも問われかねないレンズがまた一つ誕生した、と内部的には戦々恐々としているのではないかと推測するのですが(コロナ絡みで広告出稿も減っているのは間違いなく、Please support usと各記事ごとに呼びかけてるメッセージのトーンといい)、いかがでしょう?
松
このレビュアーはXF35mmF1.4も低評価にする気がしますね。
光学的性能を評価する、という視点では間違ってないですけど。
レンズ設計はトレードオフの連続なので
全てが高次元で成立しているレンズはありえないと思います。
このレビューで参考になる点は
「このレンズはバリバリの解像度重視ではない」
「あえて収差を残すことで表現力やボケの美しさを重視している」
などの事実を第3者目線で改めて確認できることくらいでしょうか。
自分はこの手のレンズが大好きなので、
フジにはこれからもこういう“解像力だけではない”レンズを
作り続けてほしいですね。
山本
購入して使ってますが、出てくる絵のボケ及び全体の雰囲気は非常に気に入ってます。
反面、解像度や色収差に関してはレポートの通りで、そういう性能が必要な撮影には、かなりのじゃじゃ馬。同社でいうとXF90がその面で超優等生でありながらボケも悪くないので、個人的にはXF90使う時の方が多いかもという印象です。でも90だと長いんですよね・・。
リクエスト出来るなら換算85㎜大口径でXF90のようなレンズが欲しいです。
今となってはXF56/1.2が非常に中途半端なので、mk2化してXF90のようなレンズにして貰えれば、XF50/1.0の存在価値が更に高まるような気がします。
カタスマー
マスタング さん
このレンズも供給不足のニュースが出るくらいには予約が入ったようですし、「需要を見誤った」ということはないのでは?普通のユーザーには十分な訴求力があるように感じますね。
別にこの手のレビュアーに評価されるためにレンズを作ったわけではないと思いますし。
富士フイルムはかねてから、プリント時のトータルバランスで画質を設計しているという話を聞きます。たしかに、丸の内でやっていたこのレンズの作品展は素晴らしかったです。等倍鑑賞が悪だとは毛頭思いませんが、プリントする文化も上手いこと根付いてくれたらと思いますね。やっぱり写真はプリントすると楽しいです。
マンタ
【かなりの酷評ですが、XF50mmF1.0は球面収差を残すことで、開放付近の解像力をある程度犠牲にしてボケの美しさを追求したレンズなので、解像力や収差の値だけで評価すると、このレンズの良さが分からないような気がします。】
上記コメントに尽きます。
日本人の感性とは特殊なのでしょうか。
日本には墨絵があります。墨絵は、中国にもありますが、古代の日本人は渡来した漢字に平仮名を創り出して、独自の日本文化となって発展しました。それは毛筆で描く、書道や墨絵の濃淡や膨らみと曲線を観て美しいと思います。こう言った日本独特の文化と環境で育った我々は、写真のボケを見て「美しい!」とか「醜い!」と自然に思う感性が生まれるのでしょうか…これって、こじつけですかね?
10月に富士イメージングプラザで、発売前の50f1.0で3枚だけ試写しました。F1.0の開放で撮った写真は、被写体の置き物が極狭い被写体深度によって背景がトロけるようにボケて、まるで宙に浮かんだ様で神秘的でした…私は、良いレンズだと思います。
この50f1.0を単なる数値等で、LensTipやDPReviewTVのコメンテーターに「酷評」で片付けられたら、富士も堪らないですね。
DaB
ぶらりんさんが正解で、同一の客観的な基準による評価を貫いているからこそレビューサイトとして意味があります。(戦々恐々とはしてないと私は思いますが)
別の観点の評価が必要なのであれば、そういう客観的な評価指標を用意して、その指標で別途多数のレンズを評価して比較するということになるでしょう。ただ、定量評価が難しいので定性評価で議論するということはあり得ても、主観を廃する努力は常に必要なものだと思いますが。
TJ
昨今はボケを重視しながら解像力が高いレンズもありますので、フラッグシップ級のレンズが「解像力を犠牲にしてボケを重視する」というレンズであることは、個人的には少々残念に思えます。
PENTAXのLimitedレンズのような大きさと重さであったなら、評価はまた違ったものになったと思いますが。
push
古いレンズは欠点を味として楽しむ風潮があるかと思いますが、特に自社製かつ最新の大口径レンズには優等生的な性能を求められている印象です。個人的には解像力に関していえば開放はソフトでも1段ほど絞れば急速に改善するようなレンズが描写の変化が楽しめていいと思いますが。LensTip的にもより早く解像のピークが出て、逆光耐性がよりあれば不満はかなり抑えられたのかなと思います。
sunflower
このレンズ、発表があってからずっと気になってました。
海外レビュアーはBokehを重視しないのかなと思い、ネットで作例とにらめっこしてみました。うーん、この評価妥当かもしれません。
近頃ではシグマやソニーが小型化・高解像度・そしてボケ味を追求しているのに対し、これほどの巨大レンズにBokehだけを詰め込みました!というのはすこしチグハグ感も感じてしまいます。いいレンズには違いないでしょうが、このボケ味だけを求めて解像感や重さに目をつぶるのは、最新レンズとしては確かに気になります。値段もですし。
個人的にはある程度解像感あってこそ、ボケ味も活きると思っているので、作例だけ見た感じだとレビューに同意せざるを得ません。
日陰坂45
現代レベルの解像度重視評価だとこういう結果になるんでしょうか。
そもそも設計思想が異なるモノに、このような評価をすること自体が間違いではないかと思います。
このレンズのボケ味は、とても数字で表せる様なものではなく、多くの購入者はこのレンズで犠牲になった性能を十分理解し、それでもこのレンズが持っている味付けを十分理解している事でしょうから、こういう結果は全然無視していると思います。
56mm F1.2なんかでも、ADF入りと無しで周辺画質が劣るとか平気で書きそうですよね。
モノの価値を理解する方が購入する訳で、メーカー側もその点を十分想定して商品化している訳ですから、何の問題もないですよ。
こういうレンズこそが、将来的に「銘玉」として伝説化するんじゃないでしょうか?
freewheel
数値的な性能。フレアやゴースト等、確かにそうかもしれませんが「言い方」の
問題はあるかと思います。もともと手の出しづらい金額・サイズだと思っている所、
「期待を大きく下回る性能」と言われてしまうと、入り口でアウトになってしまう
消費者も少なくはないと思います。
自分はそれなりにこのレンズの性格?を理解しているつもりだと思っていますが、
使わない(買わない)後押しにしかなりません。
類まれな製品だと思います。是非自分自身の目で確かめて、その特殊性を判断する
事を希望する限りです。
と、云う自分もやはり使い勝手は難しいかな?とは思います。(腕の問題もあり)
willem
個人的には富士フイルムのカメラ作りへの拘りは好ましいと感じますし、このレンズの描写は欲しいと思わせてくれますが、Xシリーズの持ち味である機動力と画質のバランスという面で見ると些か評価し辛いかと。
せっかく中判フォーマットを比較的手頃な価格で提供しているのですから、そちらで勝負するべきプロダクトだったのではないでしょうか?
比較的初期のレンズのリファインやカメラ含めたラインナップの見直しを中心に、もう一度Xシリーズの原点に立ち戻る事を進めても良いのでは、と感じます。
ナイトメア
値段の高さがハードルをあげてしまったかな?
ボケについて理解がないわけでもなさそうですし。
このレビュアーが求めているのは絞ったときに切れ味するどい鮮明な描写ということでしょうか。
ボケに終始するのであれば、新型で高価なレンズでなくてもオールドレンズでいいのでは、という考えがあるのかもしれませんね。
アミーゴ
シャープだけどボケが汚いレンズと、シャープさはイマイチだけどボケの美しいレンズ。どちらにも需要はあるんでしょうが、私は後者を選びます。
kaz
最近他社ではボケにこだわりつつもシャープなレンズも増えてるのでこの評価もしかたないのかな、と思います。
hato
a7cの時は理解されてないと思いましたが。
このXF50mmF1.0については、ぶらりんさんのおっしゃるとおりかもと思いました。
今の基準で少し前のレンズはあそこもここも数値的欠点がいっぱいで、数値的に公平なレビューはすっきりした評価方法でした。
しかし、技術が進歩し、レンズの数値的性能が人の感性に肉薄してきた現在。
レンズ選びの配点の数値的性能が飽和して他の所で優劣を付ける評価が顕在化してきました。
西洋人らしい公平さで心を鬼にしてXF50mmF1.0を評価し、たぶん戸惑いも感じているんじゃないかと思います。
もちろん、日本人がボケや味の配点が大きいのもありますけどね。
タカハラ
ライカのノクチみたいな立ち位置のレンズですね。あちらも絞ってもズミルックスのようなシャープさは得られるませんし。
プーアル
この焦点距離のレンズには、他社からもシャープでボケもとても美しいレンズがあるため、評価が辛口になるのかもしれません。
あと値段がもう少し安ければ、違った評価もできたでしょうね。
しろもち
日本と海外で求めてるものが真逆だったとして、メーカーが海外市場ではなく日本市場によりそったレンズを出すのも不思議なものですね
メタボ親父
開放からシャープなレンズのボケと、
球面収差の残存するレンズのにじむようなボケは別物です。
路傍のカメラ好き
「ボケが最高だ!」だけより「確かに素晴らしいが価格に見合わない部分もある」って評価もあった方が参考になるかなと。
メーカーが欠点まで詳かにすることはあまりないですし、そこもきちんと認識して買った方が後悔の可能性も減るはず。
それにこの価格帯なら、一部レビューを鵜呑みにするより多数の情報収集(&ハンズオン)で決める人の方が多いかなと。
数値化しての定量評価を煙たがる層もそこそこいますけど、これはこれで必要不可欠だと思いますがね……評価思想が解像力寄りなのは否定しませんが。
abc
明らかに解像度重視だけで一律に評価するのでしたらこのレンズはそもそも候補として合ってないと思います。評価対象外にしないと購入検討されてる方に誤解を招くのではないでしょうか。
AMI
このレンズは「開放F1.0」というのが売りであり、AFレンズでは現行はこのレンズのみで、過去にはEF50/1.0Lがあっただけです。EF50/1.0LはAFも遅く、なかなか使いこなしが大変でしたが、画質に関しては高価なため、あーだこーだと言われた評判はあまり聞こえなかった。XF50/1.0RをEF50/1.0Lと比べると低価格で良心的でもあるし、開放の「1.0」の描写を楽しめる、まともな現行唯一のAFレンズなので、全てを数値で「酷評」で評価されるのはちょっと的外れじゃないかと思います。
プーアル
何度も投稿すみません。
賛否ありますが、比較するものがない唯一のレンズですし、是非売れて欲しいです。
他カメラメーカーやサードパーティメーカーにも、フルサイズではなくAPS-Cの本気レンズを開発すれば売れんだという、いい刺激になって欲しいと思います。
ブドワール
コンセプトは日本人好みでとても良いと思いますが、このレンズがオールドレンズと比較して、どこが良いのだろうということですよね。
全ての面で改善した上で、ボケも美しいのが現代に求められているレンズなのでは。オールドレンズと大差ない性能なら、オールドレンズと大差ない価格とサイズにしないと、パフォーマンス悪いと言われても仕方ないかなと思いました。
FUJIFILM移民
このレンズを使っていますが、内容はほぼレビューの通りだと思います。ただ、このレンズはXマウントユーザー用のレンズでAPS-CのXマウントユーザーはもっと大きなボケが欲しいと思っている人もいます。F1.0のボケ量と瞳フォーカスが実用で使え、防塵防滴でこのサイズで、この価格なら妥当なレンズかと思います。色収差は被写体によっては気をつけないといけませんが、モノクロなら最高に面白いレンズです。
かめらいふ
ユーザーです。いつの間にかかなりコメントが増えていて驚きました。
オールドレンズや海外のサードパーティレンズと比べて、というお話が結構でてきますが、このサイト自体のチャートを見ても、他のレビューサイトのを見ても、バリバリに解像する、というレベルでないのは確かですが、決して、低すぎることはなく、価格に比例して解像力が上がるものだという理屈を立てたらやや低めという程度に見えます。
ただそこには、F1の技術的な難しさ、という観点がすっぽり抜けているように思います。解像力、解像力という人を満足させようとしたら、ニコンのノクトのような大きさ、価格になる(ここは?ですが)と思うと、性能、サイズ、価格、十二分にリーズナブルに思えます。個人的には、解像力にも全く不満はありません。
他の評価サイトで、逆にシャープと評価されることもありますし、技術者にしかわからない、このF1の難しさ、をどれだけ加味しているか、というところもあるかもしれません。ただ、そこまでして、大きいレンズにして、F1を作る意味は?という疑問を感じる人は思いかもしれませんね。56mmF1.2というレンズがある中で。
CHRY A pref
NIKKOR Z 50mm F1.2 SなんかはF1.2開放からピント面とボケ、その間の遷移まで含めて優れた描写を、より厳しいライカ判でオートフォーカスもありで実現してるわけですから
ボケが良ければ解像力が低くてもいいのか?それは時代錯誤だと思いますね
フジフリーク
2年のポートレイトでの使用実績から。
色収差は本当に期待値以下。再現性がなく突如コントラストが高くなる場合がある。
いくら明るくてボケが綺麗でも、色収差がここまで目立つと用途がかなり限られる。F2以下では引きの画では使えない。F2以上に絞るなら他のレンズを選ぶだろう。
F2以下でははかなりピント面は薄いことは覚悟していたが、それ以前にAFのクラッチなどの問題か、停止精度が低くジャスピン率はかなり低い。