大手販売店6店の2020年12月の販売ランキングで「EOS R5」がミラーレスカメラで1位

PHILEWEBに、全国有力販売店の6店のデータによるデジタルカメラと交換レンズの12月の販売ランキングが掲載されています。

キヤノン「EOS R5」が1位に躍進。依然注残と高い人気続く

  • ミラーレスカメラ:年末に一時的に商品が供給されたキヤノン「EOS R5」が売れ筋トップに急伸した。それでもまだ注残を抱えており、低迷するデジタルカメラ市場の救世主として期待も高まる。

    - 1位 キヤノン「EOS R5」40(※末尾の数字は総合ポイント)
    - 2位 ニコン「Z 7II」32
    - 3位 ソニー「ILCE-7M3(α7 III)」24
    - 4位 富士フイルム「X-S10」20
    - 5位 キヤノン「EOS R6 LK」17

  • デジタル一眼レフ:新製品の登場もないことから、売れ筋ランキングにも大きな変動は見られない。ベスト3の顔ぶれは不変。

    - 1位 ニコン「D5600WZK」40
    - 2位 キヤノン「EOS 90D」33
    - 3位 ニコン「D6」24
    - 4位 ニコン「D850」22
    - 5位 キヤノン「EOS Kiss X10・WZK」17

  • 高級コンパクト(1/1.7インチ以上):「VLOGCAM」が人気を集めるソニーだが、3位にランクされる「DSC-RX100M7」は、Vlogに対する提案をいち早く採り入れ、支持を集めたモデル。

    - 1位 リコー「GRIII」46
    - 2位 ソニー「DSC-RX100M3」34
    - 3位 ソニー「DSC-RX100M7」28
    - 4位 キヤノン「PowerShot G7X Mark II」19
    - 5位 キヤノン「PowerShot G9X Mark II」18

  • コンパクト(1/1.7インチ未満):1位にランクアップしたニコン「COOLPIX W150」は、防水、耐寒、耐衝撃性能、防塵性能を備えるモデル。実勢価格は2万円を切る。

    - 1位 ソニー「DSC-W830」26
    - 1位 ニコン「COOLPIX W150」26
    - 3位 キヤノン「IXY 650」23
    - 4位 キヤノン「IXY 200」20
    - 5位 ソニー「DSC-WX350」19

  • 交換レンズ(ズーム):発売以来品薄状態が続く「EOS R5」「EOS R6」の投入を機に、ミラーレス市場で急速に存在感を高めるキヤノン。ここでもEOS R用「RFレンズ」が2位と3位にランクアップするのが目を引く。

    - 1位 タムロン「28-200mm F/2.8-5.6 DiIII RXD」 39
    - 2位 キヤノン「RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM」 36
    - 3位 キヤノン「RF24-105mm F4 L IS USM」31
    - 4位 タムロン「28-75mm F/2.8 DiIII RXD」 21
    - 5位 ソニー「SEL24105G」21

  • 交換レンズ(単焦点):RFマウントの「RF50mm F1.8 STM」が鋭い立ち上がりを見せ、売れ筋トップを獲得。ここでもキヤノン「EOS Rシステム」が怒涛の勢いをみせつける。

    - 1位 キヤノン「RF50mm F1.8 STM」 47
    - 2位 キヤノン「EF50mm F1.8 STM」 28
    - 3位 ニコン「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」26
    - 3位 フジフイルム「XF35mm F1.4R」22
    - 5位 ニコン「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」17

 

EOS R5は12月はどこのランキングでも1位で、かなり売れたようですね。交換レンズもそれに伴ってキヤノンが良く売れたようです。12月発売のニコンZ 7IIは惜しくも1位は逃しましたが、2位とまずまずの好スタートですね。

一眼レフは引き続きニコンが強く、D5600が非常によく売れているようですが、この機種はディスコンになってしまったので、在庫が無くなったら後継機種が出るのか気になるところです。

交換レンズ(ズーム)ではタムロン「28-200mm F/2.8-5.6 DiIII RXD」 がずっと1位に張り付いたままで、このレンズは本当によく売れているようです。また、高級コンパクト部門のGRIIIも引き続き1位で、発売から時間が経っても人気は衰えることを知りませんね。