富士フイルム「X-E4」は少しX-Aシリーズ寄りのカメラになってる

DPReviewに、富士フイルムX-E4のハンズオンが掲載されています。

Fujifilm X-E4 hands-on

  • X-Eシリーズは、人気のX-Tシリーズが登場してから立ち位置が少し変更されており、よりコンパクトさを重視するようになっている。X-E4はこのトレンドを継続しており、X-T4よりも遥かにコンパクトだ。
  • X-E4を手にしてみると、X-Aシリーズの要素を取り入れたボディで、よりX-S10に近くなっていることが分かる。
  • クラシックなスタイルやダイヤルは、従来のX-Eシリーズのカメラと同じだが、AF補助光のLEDの形状や、跳ね上げ式のモニタはX-Aシリーズを思わせるものだ。

  • 背面のジョイスティックは、恐らく意図せず動かしてしまうのを防ぐために、かなり低い位置に付いてるが、フロントグリップやサムレストが無いために、このジョイスティックの位置に指を動かすのは少し不安に感じられる。その他のカメラの制御はほとんどがタッチパネルに依存している。また、X-S10と同様にフォーカスモード切り替えレバーは付いていない。
  • X-E4はセンサーや画像処理エンジンなどの主要な部分の多くをX-S10と共有している。バッテリーは古い小型のNP-W126Sだが、バッテリーライフはCIPA規格で460枚と、このクラスのカメラとしては素晴らしい。

  • EVFはX-E3と同じ236万ドット有機ELで、これは100fpsで駆動でき、倍率も0.62倍と立派なものだ。液晶モニタは3型162万ドットで、このクラスでは高解像度だ。
  • 標準で3.5mmのマイク入力端子があり、USB-C端子を介してヘッドホンが接続可能なアダプターも付属しているが、USB-C端子にどれだけ力がかかるのか少々心配だ。

  • X-E4は旧型のX-E3からかなり大きく変わっている。それでもなお魅力的なカメラだが、ミドルレンジのX-S10で手ブレ補正が搭載されたので、X-E4の熱量は控えめに感じる。
  • 価格はX-E3よりも50ドル安くなっており、このクラスで最も小さく旅行用に最適なカメラだ。操作性は、あなたが1コマンドダイヤルに対応できるなら、良好なレベルで、27mmF2.8や23mmF2と組み合わせてX100の変わりにすることもできる。
  • このカメラはこれまでのX-Eシリーズと全く同じではなく、少しX-Aシリーズの要素が多くなっている。

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X-E4はX-Aシリーズの要素が多くなってdpreviewでは「X-Æ」のようなカメラと言っています。グリップやいくつかの操作部が省略されたのは賛否が別れていますが、外観はシンプルで美しく、これはこれでいいものという印象です。

X-E4は価格が下がってより気軽に使えるカメラになったので、X-Aからのステップアップするのにもいい選択肢かもしれませんね。