ソニーはα1の顧客体験を他機種にも広げる

日経新聞に、ソニーα1とカメラ業界の動向に関する記事が掲載されています。

ソニーのミラーレスカメラ、最上位機種でプロに触手

  • ソニーは3月にミラーレス一眼カメラの最上位機種「α1」を発売する。シェア争いの主戦場がミラーレスに移るなかで、プロカメラマンの需要をつかむ構えだ。
  • ソニーはプロも認めるようなフラッグシップ機を出すことで、中級機や入門機の付加価値を引き上げる考えだ。大島氏は「α1の顧客体験をほかの機種にも広げたい」と話す。
  • CIPAによれば、20年のミラーレス出荷は前年比26%減の293万台で、47%減の237万台だった一眼レフを初めて抜いた。デジカメ市場の主戦場はミラーレスに移りつつある。
  • 調査会社のテクノ・システム・リサーチによれば20年1~9月のミラーレスのシェアはソニーが35%で首位。2位のキヤノン(シェア30%)は「EOS R5」などで激しく追い上げる。3位の富士フイルム(12%)は2月下旬、ミラーレスとしては世界最高の1億200万画素のカメラを小型化した製品を発売する。オリンパス(8%)のカメラ事業は分離・独立しOMデジタルソリューションズとして事業を始めた。

 

ソニーはα1の顧客体験を他機種にも広げたいということなので、α1の機能やAF性能などの一部が下位機種に降りてきそうですね。まずは、α7 IVにどこまでα1の機能が取り入れられるのかが興味深いところです。

昨年1~9月の各社のミラーレスのシェアに関しては、1位ソニー35%、2位キヤノン30%、3位富士フイルム12%(4位はオリンパス?)となっていて、やはりソニーが強いですね。ニコンが入っていないのが気になるところですが、これは集計期間がZ6IIとZ7IIの発売前であることが影響したのかもしれません。