富士フイルムイメージング部門のQ3はミラーレスカメラの販売が好調に推移し前年並みの水準まで回復

富士フイルムが、2021年3月期第3四半期の決算を発表しています。

富士フイルム決算説明会

  • 富士フイルムホールディングスの2021年3月期、第3四半期の業績は売上高は、1兆5734億円、営業利益は1205億円となった。当社の利益は着実に回復している。

  • イメージングソリューション部門の業績:
    フォトイメージングは新型コロナの影響で減収となったが、インスタントフォトシステムの売上は対前年増加に転じた。「instax mini11」や「instax mini Link」などの販売が欧米中国を中心に好調に推移した。

    電子映像はデジタルカメラ全体の市場環境が厳しい状況の中、「X-T4」や「X-S10」などのミラーレスカメラの販売が好調に推移し、第3四半期の売上は前年並みまで回復した。

    イメージングソリューション部門は、新型コロナの影響で売上は減少したが、販売は着実に改善している。第3四半期の営業利益率は前年並みの水準まで回復し、9ヶ月累計で黒地に転換した。

fuji_2021Q3_001.jpgコロナ禍でカメラメーカーはどこも大苦戦していますが、その中で富士フイルムのイメージング部門は昨年登場したミラーレスカメラの販売が好調で、かなり上手く立ち回ったという印象です。富士フイルムはミラーレスカメラのシェアも順調に拡大していて、かなり存在感を増してきましたね。