フルサイズカメラのメーカー別シェアの推移

BCN+Rに、各社のレンズ交換式フルサイズカメラの月別のシェアが掲載されています。

ソニー、満を持してデジカメのプロ市場に本格参入

  • ソニーがいよいよ「α1」でデジカメのプロフェッショナル市場に本格参入する。税別の実勢価格は80万円前後。価格もプロ級だ。 プロ向けのレンズ交換型カメラは一眼レフが主流でプロ向けを意識したミラーレスカメラは、パナソニックが2019年に発売した「LUMIX S1シリーズ」があるくらいだった。そこに登場するのがα1だ。
  • フルサイズのレンズ交換型デジカメでソニーは高いシェアを握っている。12月で42.6%と、ライバルのキヤノン、ニコンを引き離してトップを独走。一時的にシェアを落とす場面もあったが、2019年夏ごろからトップの座に君臨し続けている。まだ一眼レフの勢いがあった18年初頭までは、キヤノンやニコンがトップを走っていたが、市場が一眼レフからミラーレスにシフトするに従って、ミラーレスに強いソニーのシェアが拡大した。

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フルサイズ機のシェアでは、2017年まではキヤノンとニコンが強かったようですが、α7 III が登場した2018年以降はソニーの強さが際立ってますね。

キヤノンは昨年EOS R5 / R6が話題を集めましたが、供給不足の影響のためか両機の発売後もシェアはそれほど変動してないようです。

ニコンは昨年1月~4月あたりで大きくシェアを伸ばしていて、一時的にソニーやキヤノンを上回ることもあったようですが、その後の大きな落ち込みが気になるところです。

また、Lマウントは、シグマが昨年5月には10%近くまでシェアを伸ばしましたが、現在はパナソニックが上回っているようですね。リコーはシェアこそ少ないですが、K-1 / K-1 IIがコンスタントに売れ続けているようです。