キヤノンの最大撮影倍率1.4倍の100mm F2.8マクロの特許

Canon News で、キヤノンの最大撮影倍率1.4倍のマクロレンズの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 100mm F2.8 Macro with 1:1.4x

  • 遅かれ早かれ、キヤノンが(RFマウントの)100mmマクロを開発するのは意外なことではない。このレンズは、ほぼ全ての写真家の定番だからだ。EFの100mmマクロは、競合他社と異なり、近接域で効果のある手ブレ補正を搭載した画期的なものだった。RF100mmにも、何ら化の特別な機能を期待したいところだ。

    今回の特許出願(特開2021-047297)では、一般的なマクロレンズのような等倍ではなく、1.4倍まで寄れることが示されている。

    Canon RF 100mm F2.8 Macro
    最大撮影倍率: -1.00E-06 -0.5 -1.4
    焦点距離: 100.81 65.87 36.01
    F値:2.92 4.49 6.64
    像高: 21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで):162.37 162.37 162.37
    バックフォーカス:14.66 14.66 14.66

    次の実施例では、レンズのF値が倍率が高くなるほど逆に小さくなっていて、どのようなF値のレンズになるのか分からない。この実施例の場合、100mm F1.4マクロと見なされるのだろうか?

    Canon RF 100mm Macro
    撮影倍率:-1.00E-06 -0.5 -1.4
    焦点距離:103.01 67.67 37.04
    F値:3.04 2.6 1.45
    像高:21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで):141.34 141.34 141.34
    バックフォーカス:14.70 14.70 14.70

canon_oatent_2021-047297_001.jpgキヤノンはRFレンズでは、EFレンズとはスペックを変えてくることが多いですが、100mmマクロは倍率1.4倍のものを出してくるのか興味深いところです。実施例のレンズは、レンズの枚数がかなり多く、EFレンズよりも一回り大きくなりそうですね。

2つ目の実施例は倍率が高くなるほどF値明るくなるように記載されていて意味がよく分かりませんが、ことによるとF値の値を誤って逆に記載しているのでしょうか。