CP+2021の来場者数は前回比28%減で5万150人

BCN+Rに、先月オンライン開催されたCP+2021の訪問者数や出展数などのデータが掲載されています。

オンラインだけの開催でも健闘したカメラの祭典CP+2021

  • 近年の縮小著しいカメラ市場でも、CP+の来場者数は善戦してきた。最後にリアルで開催されたCP+2019では、4日間の会期中6万9615人が来場。前年比微増で過去最多を記録した。しかし今年は5万150人。前回比で28.0%減だ。

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  • CP+2021の出展数は、なんと83.9%減。14年以来連続して100社を超え、前回は124社だったが、今回は20社と激減だ。主要カメラメーカーこそ勢ぞろいしたものの、GoProやDJIなどは出展を見送った。さらに、ヴァイテックやハクバ、エツミや浅沼商会なども出展しなかった。それでも来場者が5万人を維持できたと考えれば、今回のCP+は健闘したと言っていいだろう。
  • イベントのコンテンツ自体は、各社が工夫を凝らし収録や生の動画が盛りだくさんで、とても充実していた。会場ではとてもすべては見切れないトークショーなども、後からじっくりと見ることができるというのはいい。このあたりは、リアル開催が復活した後も継続してほしい。

 

オンライン開催だった今回のCP+2021は、来場者数こそ2019年のリアル開催の人数を超えられなかったようですが、動画で開発者の声が聞けるコンテンツが多数用意されていて、なかなか興味深い内容だったという印象です。

ただ、CP+では、ニコン、キヤノンの大きな新製品がなく、ソニーも業務用機のFX3のみの発表(α1は1月の発表)で、新製品の話題であまり盛り上がらなかったのは少々残念でしたね。