リコーが「PENTAX K-3 Mark III」を正式発表 [内容更新]

リコーがAPS-C一眼レフのフラッグシップモデル「K-3 Mark III」を正式に発表しました。

Ricoh's Pentax K-3 III 26MP DSLR is finally here(DPR)

  • リコーはK-3 Mark II から多くのアップデートがなされた26MP APS-C一眼レフK-3 III を正式に発表した。このカメラは手ブレ補正の付いた25.7MP裏面照射型センサーを中心に、主要なコンポーネントのほぼ全てが完全に作り直され(または新しいものに交換され)ている。
  • 新しいシャッターの採用で、連写は12コマ/秒(AF追従で11コマ/秒)での撮影が可能で撮影中のファインダーのブラックアウトも短くなっている。
  • IBISは5.5段分の効果で、新たにパンの動きを自動的に認識するパンニングモードが追加された。

  • AFユニットはより広い範囲をカバーする新しいSAFOX 13で、測距点は101点(うち25点クロスタイプ)で、APS-C一眼レフではこれまで最高の数となっている。
  • ペンタプリズムは1.05倍で、APS-Cでこれまでで最も高い倍率だ。ファインダーには透過ディスプレイによって多くの情報が表示される。明るさは従来よりも10%明るい。
  • モニタはタッチパネルによる操作に対応している。

  • リアルレゾリューションとローパスセレクターを搭載。動画は4K30pで、録画中は3軸で手ブレ補正が可能だ。
  • バッテリーグリップD-BG8がK-3 IIIと共にオプションで発売される。ボディはブラックとシルバーでとちらも2000ドルで4月遅くに発売される。バッテリーグリップと専用レザーストラップ、2つ目のバッテリーの付いたプレミアムキットは2300ドルだ。プレミアムキットはシルバーのグリップの唯一の入手方法となる。

K-3_MarkIIII_Silver_with_grip_of_001.jpg

ついにペンタックスファン待望のAPS-Cフラッグシップ機「K-3 Mark III」が発表されました。センサーや画像処理エンジン、AFユニット、ファインダーなどほぼ全てのデバイスが新しいものに換装されており、現時点でできることは全てやった非常に力の入ったカメラに仕上がっているという印象です。特に新開発のファインダーがどのような見え味なのか、非常に楽しみです。

[追記] 国内でもK-3 Mark III が正式発表されました(プレスリリース)。国内の発売日は4月23日で、店頭価格は最安値でボディのみが25万1820円、プレミアムキットが28万7820円(いずれも税込)となっています。