ソニーが、2020年度(2021年3月期)の連結決算を発表しています。
・ソニー、純利益1兆円超え。PS5や鬼滅の刃も寄与(PHILE WEB)
- ソニーは、2020年度の連結業績を発表。ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野及び金融分野の大幅な増収などによって、前年度比5,896億円増となる、1兆1,718億円の純利益を計上した。売上高は前年度比7,395億円(9%)増加し、8兆9,994億円になった。
- テレビやオーディオ、デジタルカメラなどを含むEP&S分野の売上高は、前年度比705億円(4%)減少し、1兆9,207億円となった。製品ミックスの改善によるテレビの増収はあったものの、主に販売台数の減少によってデジタルカメラが減収となったほか、放送用・業務用機器、オーディオ・ビデオも減収となった。
2020年度はソニーグループ全体では増収増益で、コロナ禍の中にあって大健闘と言っていいと思いますが、デジタルカメラは、通期では流石に減収となってしまったようですね。とは言え、デジタルカメラも2020年度の後半からは持ち直して来ており、2021年度の見通しも「販売台数増加によるデジタルカメラの増収」となっているので、先行きの見通しは明るそうです。
ぷくぷく
コロナに加えて半導体の調達難もあり設計手直しとかも大変だったでしょうね。カメラ各社今後とも頑張って欲しいと願う次第です。
to
減収ですが、「テレビ、デジタルカメラにおける製品ミックスの改善などによって大幅増益となった」と書いてありますね。営業利益が大幅増であればむしろ良かったのではないでしょうか。
バックパッカー
決算でデジタルカメラがマイナス要因に挙げられてるんだから、会社的に良くはないんでしょう。
蘇にお
コロナ禍の2020年度で減収増益とはすごいですね。キヤノンもそうですが、二強はやはり強い
三郎
コロナ禍の中4%の減収に対して、59%増益は立派な数字に感じます。
えび天
ボーナスが労組の要求を上回る額で決定という、羨ましいニュースもありましたし
会社全体として非常に好調なようですね。
これだけ好調なら、無難な製品作りでなくもっとアグレッシブな製品作りも積極的にやって欲しいですね〜。
しゅう
ソニーはデジタルカメラ本体は売れてるけどレンズはかなりシグマに持ってかれてると思う。
まあシグマあってこそ、ここまで受け入れられたってのもあるから仕方ないけど。
xylogen
コロナ禍で増収してる会社は企業のポートフォリオ管理がちゃんとできているという印象です。選択と集中ではなく多角化を進めてきたソニーの戦略が功を奏したのでしょう。
小さい部門ながら増益してるのを見るとソニーがカメラを撤退する可能性は限りなく低いと判断できます
どりゃー
ソニーの中核事業ははゲーム・音楽・映画などのコンテンツ事業に移って、エレクトロニクス事業は21%だけになってしまったそうですが、
コンテンツ制作機材としてのソニーのカメラは依然重要でしょう。
他のカメラメーカーは全くコンテンツ事業を有していませんし、スマホメーカーとしても相乗効果があると思います。
またVAIO事業も再び取り込んでも良いのでは?
かつてα・サイバーショット・ハンディカムで撮ってVAIOでブルーレイやDVDに保管してブラビアで鑑賞しようなんてソニー製品だけで完結する施策は無理でしょうけど、コンテンツと最も親和性が高い機器としての事業展開はより深められると思います。