キヤノンの「RF130mm F1.4L」の特許

Canon Rumors に、キヤノンの「130mm F1.4」「135mm F2」「24mm F1.4」の特許が紹介されています。

Patent: Canon RF 130mm f/1.4L USM and other fast primes

  • Northlightが、大口径レンズの光学系を示している特許出願を見つけており、特に目に付くのは「RF130mm F1.4L」の特許だ。Canon RumorsのキヤノンのレンズロードマップにはRF135mm F1.4L USMが掲載されているので、この特許が関係している可能性もあるだろう。

    Canon RF 130mm F1.4L USM
    焦点距離: 131.00mm
    F値: 1.41
    半画角: 9.38°
    像高: 21.64mm
    全長(前玉からセンサーまで): 182.28mm
    バックフォーカス: 13.87mm

  • 次の光学設計の実施例は、特許の記述によるとバックフォーカスが54.12mmという非常に奇妙な長さだ。

    Canon 135mm F2L USM
    焦点距離: 133.50mm
    F値: 2.06
    半画角:9.21°
    像高: 21.64mm
    全長(前玉からセンサーまで): 155.12mm
    バックフォーカス: 54.12mm

  • 次の光学設計も(ミラーレスとしては)普通ではないバックフォーカスの長さだ。

    Canon 24mm F1.4L USM
    焦点距離: 24.55mm
    F値: 1.45
    半画角:41.39°
    像高: 21.64mm
    全長(前玉からセンサーまで): 119.13mm
    バックフォーカス: 38.01mm

 

130mm F1.4Lはバックフォーカスから見て、RFマウント用で間違いなさそうですね。130mmでF1.4はかなりの大口径ですが、全長はフランジバック分を除くと162mmなので、実用的なサイズに収まりそうですね。ただ、このスペックだと価格はかなり高くなりそうですね。

135mm F2はバックフォーカスがかなり長いので、一眼レフ用のように見えますが、今からEF135mm F2Lをリニューアルするとも思えないので、製品化される可能性は低いような気がします。

最後の24mm F1.4は、ミラーレス用の広角レンズとしてはバックフォーカスが長すぎますが、フランジバック44mmのEFマウント用としてはわずかにバックフォーカスが不足していて、用途が良くわからないレンズですね。