リコー「THETA (シータ)」が前年比20~30%増の快進撃を続けている

東洋経済ONLINEに、リコーのビジネスモデル転換に関する記事が掲載されています。

リコー、「360度カメラ」に見いだす大転換への道

  • 長引くコロナ禍でデジタルカメラの市場が縮小する中、事務機器大手リコーが作る360度カメラ「THETA (シータ)」が快進撃を続けている。2020年のデジカメ総出荷台数は前年比42%減と、コロナの大打撃を受けた。一方、シータの販売台数は2020年4~12月の累計で前年比約20~30%増加している。好調の背景には、法人向け需要の取り込みがある。
  • 戦国時代を迎えつつある360度カメラ市場だが、今のところシータは国内での認知度や販売数で群を抜いている。ほかの製品と一線を画すのが、ビジネス用途を深掘りできている点だ。
  • 最近では、シータで撮影された部屋や店内を自由な視点で見せられるバーチャルツアーが人気を集めている。顕著なのが不動産だ。コロナ禍で直接出向くことが難しくなった部屋の内見向けによく使われている。
  • リコーは目下、経営目標に「複合機の会社」から「デジタルサービスの会社」への転換を掲げる。世の中のペーパレス化の流れに合わせ、印刷量に応じ課金する従来ビジネスから、業務のIT化・効率化を支援するデジタルビジネスへと軸足を移すことを企図している。

 

昨年はコロナ禍の影響でカメラ業界は軒並み大打撃を受けましたが、そんな中にあってリコーTHETAは販売台数を伸ばしているようで、前年比で約20~30%増はすごいですね。確かに不動産の物件紹介で、THETAで撮影されたコンテンツを良く見かけるという印象です。現在、360度カメラはライバルが多くなっていますが、THETAは海外勢に負けないようにがんばって欲しいものですね。