キヤノンのAPS-C用の「55-250mm F4-5.6」(RFマウント用?)の特許

Canon News で、キヤノンのAPS-Cミラーレス用の望遠ズームの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Mirrorless APS-C kit telephoto zoom

  • この特許出願(特開2021-081660)は、キヤノンのAPS-Cミラーレス用の望遠ズームに関するものだ。

    EF-MマウントとRFマウントはバックフォーカスが近いので、どちらのマウント用のレンズか判別するのは難しいが、キヤノンはEF-Mマウントのレンズの最大径を61mmに抑えているようなので、この特許のレンズがEF-Mマウント用の可能性は非常に低いだろう。また、実施例のうちの2つはRFマウントのバックフォーカスに非常に近いものとなっている。

  • APS-C 55-250mm F4-5.6
    焦点距離:56.50 135.00 245.00
    F値:4.12 5.17 5.85
    半画角: 13.59 5.78 3.19
    像高:13.66 13.66 13.66
    全長(前玉からセンサーまで):138.50 174.37 193.50
    バックフォーカス:21.90 53.63 70.32

    焦点距離:55.03 135.00 245.00
    F値:4.12 5.17 5.85
    半画角:13.94 5.78 3.19
    像高:13.66 13.66 13.66
    全長(前玉からセンサーまで):140.00 175.51 194.32
    バックフォーカス:20.65 42.09 46.74

    焦点距離:56.50 135.00 244.99
    F値:4.12 5.17 5.85
    半画角:13.59 5.78 3.19
    像高:13.66 13.66 13.66
    全長(前玉からセンサーまで):134.97 171.67 189.98
    バックフォーカス:14.02 32.29 45.60

canon_patent_2021-081660_001.jpg

バックフォーカスの値からEF-M用なのかRF用なのか区別するのは難しいですが、EF-Mレンズは最大径の縛りがあるようで、現行の望遠ズームEF-M55-200mmはF4.5-6.3に明るさが抑えられているので、特許の55-250mm F4-5.6はRFレンズの可能性が高そうですね。ことによると、このレンズは、登場が噂されているAPS-C RFマウント機のキットレンズになるのでしょうか。