キヤノンの「RF24mm F1.2L」「RF28mm F1.2L」「RF35mm F1.2L」の特許

Canon Newsが、キヤノンのRFマウント用の大口径広角単焦点レンズの特許が紹介されています。

Canon Patent Application: Canon RF 24, 28, and 35mm F1.2L

  • キヤノンのRF35mm F1.2Lが大きく高価になるという推測はとてももっともなことだと思う。我々はRF35mm F1.2Lの光学系を示している可能性のある特許も見つけている。

    EFシステムの24mm F1.4Lは素晴らしいレンズだったが、キヤノンはF1.2Lシリーズのラインナップを24mmと28mmに拡大することを検討しているのだろうか。これは、大口径単焦点派の人にとっては魅力的な提案だと思う(特開2021-092694)。

    ただ、唯一問題なのは、24mmと28mmの実施例では、RFマウントだではマウント内部に後玉が7mmも入り込むので、バックフォーカスがかなりギリギリだということだ。これらはRFの製品用の正確な実施例ではないかもしれないが、キヤノンがこのようなレンズを検討しているのは重要なことだ。

    RF24mm F1.2L
    焦点距離:24.74
    F値:1.24
    半画角:41.17
    像高:21.64
    全長:143.97
    バックフォーカス:13.45

    RF28mm F1.2L
    焦点距離:27.15
    F値:1.24
    半画角:38.55
    像高:21.64
    全長:146.96
    バックフォーカス:13.45

    また、RF35mm F1.4Lの実施例もあるが、これも24mmと28mmの実施例同様にバックフォーカスが短すぎるように思われる。

    RF35mm F1.2L
    焦点距離:34.00
    F値:1.24
    半画角:32.47
    像高:21.64
    全長:154.96
    バックフォーカス:17.05

canon_patent_2021-092694_001.jpgキヤノンのF1.2のRFレンズでは、既に85mm F1.2Lと50mm F1.2Lが発売されており、RF35mm F1.2Lの登場も噂されていますが、28mmと24mmも特許が出願されているようなので、F1.2のレンズが登場するのかもしれませんね。

28mmの大口径レンズはEFレンズでは登場しませんでしたが、RFでは製品化されるのか興味深いところです。ただ、24mmや28mmでF1.2だとかなり大きく重く高価になりそうなので、バランスの良いF1.4を希望する方も多いような気もします。