ニコン「Z 9」はこれまでとは次元の違うパフォーマンスを目指している

PHILEWEBに、ニコンイメージングジャパンのマーケティング本部長のインタビューが掲載されています。

カメラの真の楽しさ、美しさをもっと多くの人に知ってもらいたい

  • 「NIKKOR Z 50mm f/1.2 S」は、「NIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noct」にも匹敵する相当に高い意気込みで開発に臨んだレンズ。ビオゴンタイプを発展させ、対称型を積み重ねたレンズ構成で、収差を抑え、その実力をいかんなく発揮すると同時に、これをオートフォーカスで撮れるようにすることで、いままでにない描写性能を実現した。

  • Zマウントレンズは、2022年末までに約30本まで拡充させるロードマップを公開している。マイクロレンズや望遠レンズを早く出して欲しいという声は特に強く、安価で気軽に使える軽量でコンパクトなものを望む声もよく聞く。いかにタイムリーなレンズを投入してラインナップを拡充できるかが大事だと感じている。

  • 今は動画と静止画の垣根も曖昧となり、以前のようにハイエンドのモデルがまずあり、そこからミドル、エントリーとラインナップを展開していくやり方では通用しなくなっている。顧客の多様化するニーズを深掘りした、それぞれのニーズを満たすことができる展開が求められている。

  • 弊社のユーザーが求める"フラグシップ感"は相当に高いレベルにあるので、(Z 9の)開発陣も苦労に苦労を重ねてゴールを目指している。Z 9には新開発の高解像積層CMOSセンサーや画像処理エンジンの搭載を予定し、これまでとは次元の違う実力やパフォーマンスを目指している。Z 9はあらゆるジャンルの写真家が満足して使えるカメラとして開発が進められている。

  • SNSでは全く知らない人とつながることができる。感激・感動をひとりでも多くの人に伝えていきたい。カメラってこんなに楽しい使い方ができるんだよともっと知って欲しい。そのためには、メーカーは今の時代、次の時代へ向けて早急にステップアップしていかなくてはならない。そこで他社よりも先に、より魅力的に訴える手段が実現できれば、「ニコンのカメラで是非体験してみたい」と思う人も増えてくると思う。

  • 幅広い皆様に「このカメラだったら自分を魅力的に表現できるのではないか」と感じてもらえるようなものを、Zシリーズを筆頭に全力を出して提供していく。

 

ニコンはZ9の開発に全力投球しているようですが、「これまでとは次元の違うパフォーマンス」が実際にどのようなものになるのか、非常に楽しみですね。

Zレンズに関しては、インタビューによって「2021年末までに30本ラインナップする」と述べられているものもありましたが、どうやら「2022年末までに」が正しいようですね。とは言え2021年ももう半ばなので、2022年末はそれほど先のことではありませんね。

また、SNSでの「楽しいカメラの使い方」について言及されていますが、具体的にニコンからどのような提案があるのか興味深いところです。