PHILEWEBに、全国有力販売店の6店のデータによるデジタルカメラと交換レンズの6月の販売ランキングが掲載されています。
・キヤノン「EOS R6/R5」の勢い止まらず今月もワンツー
- ミラーレスカメラ:上位4モデルの顔ぶれは変わらないが、前月からはポイント差がやや開き、ワンツーを決めたキヤノン「EOS R6」「EOS R5」の好調さが目を引く。
- 1位 キヤノン「EOS R6」45(※末尾の数字は総合ポイント)
- 2位 キヤノン「EOS R5」36
- 3位 ソニー「ILCE-7M3(α7 III)」23
- 4位 ソニー「ILCE-6400Y(α6400ダブルズームキット)」19
- 5位 ソニー「ILCE-7SM3(α7S III)」 15 - デジタル一眼レフカメラ:初登場から2カ月連続で1位だったペンタックス「K-3 Mark III」が2位へ後退。代わってキヤノン「EOS 90D」が3カ月ぶりに売れ筋トップの座を奪い返した。
- 1位 キヤノン「EOS 90D」40
- 2位 ペンタックス「K-3 Mark III」34
- 3位 キヤノン「EOS Kiss X10・WZK」19
- 4位 キヤノン「EOS Kiss X10i・WZK」17
- 5位 ニコン「D6」15 - 高級コンパクト(1/1.7インチ以上):盤石の1位 リコー「GRIII」に、ソニー「DSC-RX100M3」が3ポイント差に詰め寄った。
- 1位 リコー「GRIII」38
- 2位 ソニー「DSC-RX100M3」35
- 3位 ソニー「DSC-RX100M7」30
- 2位 フジフイルム「X100V」22
- 4位 キヤノン「PowerShot G9X MarkII」20 - コンパクトカメラ(1/1.7インチ未満):売れ筋上位に大きな動きは見られず、キヤノン「IXY 200」が前月に続いて1位、2位にもキヤノン「IXY 650」がランクされた。
- 1位 キヤノン「IXY 200」29
- 2位 キヤノン「IXY 650」26
- 3位 ソニー「DSC-W350」23
- 4位 ソニー「DSC-WX830」20
- 5位 ニコン「COOLPIX W300」16 - 交換レンズ(ズーム):各社から順調に投入される新製品が話題を提供する交換レンズ。2位に初登場したのは、タムロンから6月10日に発売された、フルサイズミラーレスカメラ用レンズとしては同社初となる500mmをカバーする超望遠ズームレンズ。
- 1位 シグマ「28-70mm F2.8 DG DN」39
- 2位 タムロン「150-500mm F/5-6.7 DiIII VC VXD」 34
- 3位 タムロン「28-200mm F/2.8-5.6 DiIII RXD」19
- 3位 キヤノン「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」19
- 3位 キヤノン「RF24-105mm F4 L IS USM」19
交換レンズ(単焦点):ニコンZマウントレンズの新製品2モデルがランクイン。
- 1位 ニコン「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」 38
- 2位 キヤノン「RF50mm F1.8 STM」31
- 2位 ニコン「NIKKOR Z MC 50mm f/2.8」 31
- 4位 キヤノン「EF50mm F1.8 STM」28
- 5位 ソニー「SEL14F18GM」20
※モニター店は「ケーズホールディングス」「ヨドバシカメラ」「マップカメラ」「フジヤカメラ」「ビックカメラ」「カメラのキタムラ」で集計方法は台数ベースです。
ミラーレスカメラでは、キヤノンEOS R6 / R5 が先月よりも3位に更に大きな差をつけてワンツーと、引き続き非常に強いですね。ソニーは新製品のZV-E10が発売されれば、巻き返してくるかもしれません。
一眼レフはK-3 Mark III は2位に後退してしまいましたが、首位とそれほど大きな差はないので、まだ返り咲きも期待できそうです。ハイエンドコンパクトは今月もGRIIIがトップで、ここまで人気があると後継機投入のタイミングが難しそうですね。
交換レンズでは、単焦点はニコンの2本マイクロレンズが気を吐いていますね。ズームは引き続きサードパーティー製のミラーレス用レンズが人気のようです。
カタスマー
このタイミングでEOS 90Dが売れる要因ってありましたっけ?Rのaps-cが出なさそうだからかな?
3位以下との差を考えると単なるK-3の後退でもなさそうですし。
そして全品目を見てもフラグシップのD6はなんか浮いてて不思議ですね。オリンピック需要…?
HUA13
この結果を見てもまだソニーはEOS R5対抗機を出さないのだろうか、、R6にはα7IVを早く出して、R5にはα1の廉価版などで対抗しないとスチル用途のハイアマチュア層需要ごっそり持っていかれてますよ。ソニーを使い続けるのはサードパーティー含めたレンズ選択が豊富だからで、ボディ性能を最高と思って今使っている人は少ないと思います。動画用途でのα7SⅢは素晴らしいですが、スチルメイン層は置いていかれてます。
ふく
R5は敵なしの様相、この後R3も控えているとなればソニーといえどもそう簡単に奪い返すことは厳しいかもしれませんね。
オリンピックでももう少しソニーがシェアを取るかと思っていましたが、どこを観てもたまにソニーがいる程度のシェアしか取れておらず、
まだまだ王者の立場を脅かす存在にはなれないのでしょうか。
kooth
カタスマーさん。
元記事のさらに元の各店舗での順位を見ると、
普通の方が実店舗で購入しやすい機種が伸びた印象があります。
6月は緊急事態宣言解除されているので、その影響かも。
田中太郎
1-3月はEOS 90Dがトップ
4-5月はK-3 Mark IIIが発売して1位で、EOS 90Dが2位
単にK-3 Mark IIIがある程度行き渡っただけだと思います
EOS 90Dは安定して売れているだけかと
ナチュラルナイロン
α7siiiユーザーですが、SONYはスチルだけでなく動画でも他社に置いていかれつつありますよ。未だにDCI4Kに対応しないし、Raw内部収録も不可、Raw外部収録といってもProResRAWだし、それもNinja V+には対応する気なさそう。α7siiiに高感度特性がなければ、CanonやPanaのカメラ,BlackMagicのカムコーダーから選びます。Canonがシェアを回復させて、SONYに再びプレッシャーを与えるようになって欲しいですね。トップに返り咲いたCanonが性能の出し渋りをして、追いかけるSONYがチャレンジするというのが理想ですが、今はSONYがあぐらかいているように見えます。
カタスマー
みなさま、ご指摘ありがとうございます。
普通に90Dって安定して売れ続けているんですね。さすがキヤノンの一言に尽きます。
シュワシュワ
R6人気ですね
画素数20MBってどうなの?と思ってたけど、そんなにネガにとらえられてないってことですか
キヤノンの戦略見事です
ニコンも早くR6,R5対抗足りえるボディを出して欲しいものです
ぽむ
ニコンのD6ってかなり高価なカメラですが、それが一眼レフのランキング5位というのは、今後ニコンの一眼レフは生産終了後にプレミアが付くと予想して転売屋が購入に走っているという噂は本当だったんでしょうか……?
rocky
最近、無性にEOS 90Dが欲しくなって来たので、やっぱりなぁと思いました。
フルサイズが高速連写やクロップが出来ても、APS-cの方が画素数は多いし、値段もフルサイズから見るとまだ手頃感があります。
欲しかったR6を買うのやめて、90Dにしようかな。
セルニア
EOS 90Dは発売直後に購入しましたが、連写速度も操作性も良くて値段の割にほんとによくできたカメラだと感じます。高画素化の影響でバッファが足りないのと撮影後プレビューが遅いのを除けばスキが無く売れるのも分かります。
店頭でタッチ&トライできる機会も多そうですし、"ちょっといいカメラが欲しいな"という客層にドンピシャなのかも。