交換レンズの販売本数のマウント別シェアではEマウントが30.6%でトップ

BCN+Rに、交換レンズの一眼レフ用とミラーレス用の構成比や、メーカー別のシェア、マウント別のシェアなどのデータが掲載されています。

販売本数の7割を占めるミラーレス用が支える交換レンズ市場

  • この7月現在ではミラーレスカメラ(の販売台数)が79.8%を占めている。交換レンズはボディにやや遅れてミラーレス化が進んできた。初めてミラーレス用レンズの販売本数が一眼レフ用を上回ったのが19年7月。この7月現在で69.2%と7割水準まで拡大してきた。
  • 昨年、新型コロナウイルス感染症拡大の影響をもろに受けたカメラ市場だったが、今年に入ると、カメラとともにレンズ市場も前年比で反転し始めた。4月時点は前年比で8割増という水準まで回復。コロナ禍に伴う販売本数の落ち込みは、一旦底を打ったといえそうだ。

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  • メーカーシェアでは、ソニーがトップを独走している。ミラーレス一眼向けEマウントレンズが好調で、2割以上の高いシェアを安定的に維持。2位以下は激戦。7月時点では、タムロンが2位で14.2%、わずかに遅れてキヤノンが13.3%。マイクロフォーサーズ陣営のOMデジタルソリューションズ(旧オリンパス)は4位で12.5%と続く。
  • マウント別シェアでは、ソニーのEマウントが30.6%でトップ。次いでキヤノンEFマウントが15.1%。マイクロフォーサーズが13.9%、ニコンFマウントが11.6と続く。

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交換レンズのミラーレスと一眼レフの比率は約7:3ということですが、最近のカメラの売上ランキングがミラーレス一色になっている割りには、まだまだ一眼レフのレンズもよく売れているという印象です。

メーカー別の交換レンズのシェアではソニーが独走しており、2位以下をかなり引き離していますね。マウント別でもEマウントが非常に強いのは変わりませんが、2位EFマウント、4位Fマウントと一眼レフ用のマウントが健闘しているのが目を引くところです。RFマウントやZマウントのシェアがどのくらいなのかも気になるところですね。