コシナが、あえて収差を残してクラシカルな写りを追求したVMマウント用の標準単焦点レンズ「HELIAR classic 50mm F1.5」を正式に発表しました。
・HELIAR classic 50mm F1.5 VM 9月発売予定
- レンズ構成はヘリアタイプをベースとする3群6枚で、F1.5の大口径を実現。現代レンズにないクラシカルな写りを追求し、あえて各種の収差を表出させる光学設計を採用している。
- 飽きのこないボケ味に加え、残存させたコマフレアとレンズへのシングルコーティング仕上げにより、極めて個性的な絞り開放描写が得られる。
- 総金属製のフォーカスリングには専用の切削工具によるダイヤパターンのローレット加工を施し、見た目の美しさに加え回転・光軸方向いずれにも滑りにくい仕様で操作性を向上。
- 距離計の連動最短撮影距離0.7mを超えて0.5mまでピント合わせが可能。
- 希望小売価格は税別9万円、2021年9月発売予定。
「HELIAR classic 50mm F1.5 VM」はあえて収差を残し、シングルコーティングを採用しているということで、クラシックレンズのような味のある描写が期待できそうですね。鏡筒の質感も高そうで、MFレンズの操作感を存分に楽しめそうです。非球面レンズを採用して開放からシャープな描写のNOKOTON 50mm F1.5と撮り比べてみるのも面白いかもしれませんね。
ねこペン
他の記述で飽きのこないボケ味に関して、ぐるぐるボケではないというような記述がありました。
オールドレンズを嗜むものとしては嬉しい限りで、ぐるぐるボケは被写体と構図を選び過ぎ、たしかに飽きますからね。
ヘリアーの構成を踏襲しつつ改良したとのことで、名前だけでないヘリアーなのは素晴らしい。
楽しみなレンズですね。
お幸
作例見ると周辺のボケの縁取りが強すぎて、今回は見送りにします。
Heliarは好きなので次回に期待します。
それまで、下のレンズ使ってます。
- HELIAR classic 75mm F1.8
- HELIAR 40mm F2.8 VM
カタスマー
なんか、結構重量を感じるボケ味ですね
ボケの縁取りが強いからでしょうか?
結構人を選ぶ(被写体を選ぶ)レンズな気はしますが、潔い描写で根強いファンもいそうな気がします。
ぽち
ヘリアーでしたね!
絵はほわほわ、ボケの個性というか存在感強いし
非点収差のぐるぐるは無いですけど、強い輪郭のボケと大きな口径食でぐるぐる感はつよいですね
NOKTON classic SCとはまた違う味の しっかりオールドレンズっぽいレンズで とても楽しそう
どりゃー
あまりみた事のない構成図ですね
敢えて登場させたクセ玉といった製品のように思えました
ダイヤパターンローレットやブラックペイント・ニッケルクロームと
他のメーカーでは採用しないスタイルも価値があるし
最短撮影距離の短縮も素晴らしい
そのうえに価格も抑えられているのは流石です。
すみろ丼
若干のぐるぐる感はありますが、縁取りの方がインパクト強いですね(自分的には歓迎)
本当にオールドレンズで撮影したかのような写り、名前負けしてない!笑
こういうのは新品でカビも埃も傷もないオールドレンズが買えるという事に価値を求める人にしかウケないですが、それにしてもクオリティ高くて欲しくなってしまいます
開放でも割とかすみが少なめ?なので逆にブラックミストとかつけて更にオールドチックにしてみたいですね〜
gito
セイケトミオさんの作例にめちゃめちゃ引き込まれます。俄然欲しくなってきました
ヘム鉄大使
非点収差だけは除去されグルグルボケに関して意図的に抑えられているように見えます。ライカ復刻ノクチF1.2はこのグルグルボケまで味として忠実再現されましたが、好みに合わず見送っていましたので、個人的にこの意向は歓迎です。
コシナは収差の除去だけでなく収差をコントロールする方向でもかなりのノウハウと哲学を蓄えているように思い、今後のヴィンテージ展開にも期待が持てます。
ヤマ
最短撮影距離0.7mを超えて0.5mというのもいいですね。
「クラシカルなボケとフレア」というキャッチなら逆行時のフレアやゴーストの作例たくさん見てみたいです。