キヤノンの指を通す空洞のあるグリップ一体型ボディの特許

Canon Rumors で、キヤノンの特殊な形状のグリップを備えたグリップ一体型ボディの特許が紹介されています。

Patent: A new mirrorless camera body design with integrated grip

  • グリップ一体型のミラーレスカメラのボディの新しいデザインと機能を示している興味深い特許が出願されている。現時点では、このデザインがEOS R1のような実際のカメラで開発が進められているものなのか、それとも単なるデザインプロセスの一部に過ぎないのかは知るすべはない。

    特開2021-117300は、縦横両方の撮影時に確実にグリップできるようにすることに主眼を置いている。この特許のデザインは、イラストにあるようにボディに指を通すための空洞がある点が非常にユニークだ。

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キヤノンの特許のボディは他にはない独特の形状で非常に面白いですね。このグリップなら縦位置でも横位置でもホールディングは抜群で、手を滑らせてボディを落とす心配もなさそうです。大きなレンズとの組み合わせでも非常に安定しそうですね。

また、背面の電子ダイヤルの代わりにモニタの右と下にタッチセンサーが搭載されているのも興味深いところです。また、このボディはマウントに外爪があるので、動画用機として考えられているのかもしれません。

ただ、ボディに穴が空いているためにデバイスを配置するスペースがかなり制限されるので、実際にEOS R1にこのボディを採用するのは難しそうですね。グローバルシャッターが採用されれば、このボディも多少現実味を増すかもしれませんが。