富士フイルム「X Summit PRIME 2021」で発表・開発発表された新製品のまとめ

富士フイルムが「X Summit PRIME 2021」のライブ配信でXマウントの新フラッグシップ機を含むGFXとXシリーズの多くの新製品を発表(または開発発表)しています。

X Summit PRIME 2021 / FUJIFILM(YouTube)

  • GFX50S II(正式発表):50MPセンサーを搭載。GF100Sと同じX Processor 4画像処理エンジンを採用し、AF速度、顔認識・瞳認識を改善。6.5段分の効果のIBIS搭載。価格は3999ドル。
  • GF35-70mmF4.5-5.6 WR(正式発表):換算28-55mmの沈胴式の小型ズームレンズ。2枚のEDレンズと1枚の非球面レンズを採用。価格は999ドル(GFX50S IIとのキットで500ドル)。

  • GF55mmF1.7(開発発表):換算44mmのレンズで、ラージフォーマットの立体感と繊細な描写、豊かなボケを実現。小さめのサイズ。2023年予定。
  • GF20-35mm(開発発表):換算16mm~のGマウントで最もワイドな広角ズーム。2022年予定。
  • GF TILT/SHIFT LENS(開発発表):ティルトシフトレンズ。2023年予定。
  • GFX100とGFX100Sのファームウェアが10月にアップデートされ、BRawに対応する。

  • XF33mmF1.4R LM WR(正式発表):切れ味・シャープさがこのレンズのテーマ。多くの枚数のレンズと特徴的な第2群で丁寧に収差をとった。軽量なフォーカシングユニットが、高い画質と高速AFに貢献。799ドル。
  • XF23mmF1.4R LM WR(正式発表):光学設計の思想はXF33mmF1.4と同じで、贅沢なレンズ構成で丁寧に収差をとっている。最短から無限遠まで高い画質をキープ。AFも更に高速化。最短は19cmまで寄れ、防塵防滴も採用。899ドル。

  • XF150-600mm(開発発表):開発中で将来のXサミットで詳細は発表する。2022年予定。
  • XF18-120mm(開発発表):スチルとムービーのシームレスな利用がコンセプト。スチルのムービの両方に最適化。2022年予定。

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  • 新フラッグシップカメラ(開発発表):2022年に新デバイスの裏面照射積層型X-Transセンサーを採用したフラッグシップ機を予定している。

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情報がリークしていた新製品に加えて、多くの交換レンズや新フラッグシップ機の開発が発表されましたね。GFX用の広角ズームGF20-35mmと、Xシリーズ用の超望遠ズームXF150-600mmはいずれもユーザー待望のレンズで大歓迎されそうです。

スチルと動画両方に最適化されたというXF18-120mmもどのようなレンズに仕上がるのか興味深いところですね。

また、裏面積層型X-Transセンサーを搭載した新フラッグシップ機の開発も発表されましたが、これは噂の8K対応のX-H2の可能性が高そうです。いずれにしても来年の富士フイルムの新製品は大いに盛り上がりそうですね。