CIPAが、2021年8月分のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2021年8月のデジカメの出荷台数は前年同月比で95.7%(金額ベースで115.1%)と台数ベースでは前年を下回っていますが、金額ベースでは上回っています。今年のデジカメの出荷台数は、春先からしばらくの間は前年を大きく上回っていましたが、ここに来て前年割れとなってしまいました。
カメラのうち、レンズ一体型は前年同月比で87.4%(金額ベースで97.8%)、レンズ交換式は前年同月比で101.7%(金額ベースで119.4%)で、レンズ一体型は引き続き縮小傾向ですが、レンズ交換式は若干ですが前年を上回っています。
一眼レフとミラーレスの出荷台数は、台数ベースではミラーレスが一眼レフの約1.64倍(金額ベースでは3.5倍)と、台数ベースでは一眼レフは今でも意外に検討していますが、金額ベースでは大差がついています。
また、地域別のデジカメの出荷台数は、前年同月比で米州(96.8%)、欧州(109.4%)、中国(94.9%)、日本(82.1%)、日本中国以外のアジア(82.9%)で、引き続き日本やアジア地域が低調のようです。
さばしろ
旅行も解禁になったし、10月から伸びるんじゃないですかね。
readao?
半導体不足などの問題で、メーカにとっては「需要があっても作れない」、顧客にとっては「欲しい物が買えない」状態が続いていることの影響も大きいと思います。これで、顧客離れが一層加速しないことを祈るばかりです。
田中太郎
去年はコロナのせいであまり参考にならないくらいどん底だと思ってたけど
これ見ると今年はちょっと良い程度で去年とあまり差が無いですね…
ピークからの右肩下がりがまだ底じゃないんでしょうか
路傍のカメラ好き
国民が慣れ切っただけで、今年はほとんどずっと緊急事態宣言やまん防が出ていましたし、感染者数も落ち着いたとはいえ去年より余程多いです。加えて半導体など資材不足が深刻ですから、改善の要素は体感より少ないのかなと。
それとは別に、デジカメは「ピークが高すぎた」、つまりエントリー機などが飛ぶように売れていた一時期が異質、という分析を見てそれはそうだなと思いました。
その市場の多くがスマホに取って代わられたのは明白で、覆すこともほとんど不可能でしょうから、V字回復なんて都合良くは行かなそうです。せめて活路を探して「レ」字回復くらいでもできればいいのですが……
スナッキー
2年近く緊急事態+行動制限がかかって「趣味?」「もういいや」ってなってしまった人もいると聞きます。
ここ2年の減り様は旧来の「スマホにパイを取られる」ってビジョンとはまた異なる原因が根底にあり定着しつつあります。
撮影会とか展示会とか含め「写真文化復興」を真面目に議論を尽くし対応をしていかないと先細るタイミング。
逆に業界で一致団結するなりして写真の面白さを再提案していくのに良いタイミングとも言えます。
とりあえずレンズを一本買いましたがこの後どうしようか自身検討中。
木彫り
カメラ以外の業界でも同じ感じだけど
2020年:コロナによる世界的経済活動の低調
2021年:コロナによる製造ライン(特に海外工場)の不調+半導体供給不足
19年度比は経済活動の健全性として
20年度比は経済活動の障害回復具合として
見た方が良いのかもしれんね
製造(市場への供給)に不安が残るならメーカー側も新製品のアナウンスを遅らせることもあり得るだろうしなぁ・・・
ポロ&ダハ
ヨーロッパは相変わらず一眼レフの方が売れているんですね。
ただ、単価はかなり安いですから、メーカーとしては売れる中に売っておこうという感じなのでしょうか?
ミラーレスに関しても、ヨーロッパは日本より単価が安いですから、フルサイズの比率が低いということですかね。
いずれにしても、薄利多売から脱却しつつあるということは、今の時代の流れに沿っていると思います。
たけとんぼ
自動車工場も休業状態だし、なかなか上手くいかないですね。東南アジアはロックダウンしている国もありますし。
トルツメ
新製品を発売したくても発売できない。モノを売りたいけど売ることができない。
今年後半は別の意味で厳しそうですね。