PHILE WEBに、大手のカメラ販売店5店の2021年8月のミラーレスカメラの販売ランキングベスト5が掲載されています。
- モニター5店のベスト5、計25モデルの内訳を見ると、「EOS R5」「EOS R6」が好調なキヤノンがのべ9モデル、「α7III」「α7C」などミラーレスの強力ラインナップをいち早く完成させているソニーが同じくのべ9モデルと人気が拮抗。両ブランドで7割超を占める結果となった。
ニコンではマップカメラ、フジヤカメラで1位にランクされる新製品「Z fc」が健闘しており、早期の品薄解消が待望される。
■ヨドバシカメラ
1 ソニー「α7Cズームレンズキット」(ILCE-7CL)
2 キヤノン「EOS R5」
3 キヤノン「EOS R6」
4 ソニー「α7III(ILCE-7M3)」
5 ニコン「Z 5 24-70限定セット」
■ビックカメラ
1 ソニー「α6400ダブルズームレンズキット」(ILCE-6400Y)
2 ソニー「α7Cズームレンズキット」(ILCE-7CL)
3 ソニー「α7C」
4 キヤノン「EOS KISS M2・ダブルズームキット」
5 ソニー「α7III」(ILCE-7M3)
■カメラのキタムラ
1 フジフイルム「X-S10」
2 キヤノン「EOS RP・RF24-105 IS STM レンズキット」
3 キヤノン「EOS R6」
4 ソニー「α7III」(ILCE-7M3)
5 ソニー「α6400ダブルズームレンズキット」(ILCE-6400Y)
■マップカメラ
1 ニコン「Z fc」
2 キヤノン「EOS R6」
3 ニコン「Z 6II」
4 キヤノン「EOS R5」
5 フジフイルム「X-T4」
■フジヤカメラ
1 ニコン「Z fc」
2 キヤノン「EOS R6」
3 ソニー「α7SIII」(ILCE-7SM3)
4 オリンパス「OM-D E-M1 Mark III」
5 キヤノン「EOS R5」
PHILEWEBのランキングは、今回から全店の集計結果ではなく、販売店ごとに個別のランキングを乗せる方針に変わったようです。
ニコンZ fcは、供給が安定しないために1位かランク外と販売店によって極端な結果になってしますが、十分に供給されるようになればもっと売れそうですね。キヤノンはEOS R5 / R6が安定して売れているようです。ソニーは以前のような圧倒的な強さではありませんが、α7Cを中心にα6400やα7 III などの定番の機種が引き続き売れているようですね。
[追記] PHILEWEBのランキングは台数ベースです。
ぽぷりん
各販売店で見事に傾向違いますね・・・
各販売店ともフルサイズが売れてるのは同じか
5店舗共通でランクインしている商品がない!しいて言えばR6
Zfcはカメラ趣味の人の間だけで売れてるのかな?
カタスマー
意外と傾向が違うのは面白いですね。
正直、そんなに販売戦略が違うとも思えないので、不思議です。
ジェラ
全体の7割をCanonとSONYとのことですが、やはりロングセラーを生み出したメーカーが強くなりますね。
CanonはR5・R6・KissM、SONYはα7iii・α7c・α6400あたりの機種がどの店舗のランキングにも安定して入ってきている。
R3やα1みたいなのは価格的にも長期的にランキングの常連になるほど数はでないでしょうから。
とはいえR5がずっと売れ続けているのも個人的には予想以上ではあるのですが。
路傍のカメラ好き
客層と店舗数の違いなんでしょうか。
カメラ専門店のキタムラ・マップ・フジヤだと、マップとフジヤは明らかにマニア層ですがキタムラはちょっとエントリー感もありますね。キタムラは全国展開していてプリントサービスなどでの知名度もあるのかも。(カメラ取扱店舗は一部ですが)
家電量販店のビックとヨドバシは、ビックが大衆寄りでヨドバシがマニア寄り。ヨドバシでキタムラより高級機がランクインしてるのはちょっと意外です。
PHILEWEBではレンズのランキングも出てますが、こちらもビック・キタムラの単焦点ワンツーがEF50/1.8とRF50/1.8、一方ヨドバシではどちらも圏外、と面白い傾向が見られますね。ヨドバシの単焦点なんてArt、L、G、GM、GMですよ。ズームもArt2本L1本と高級品が複数本。
そしてジェラさんの仰る通り、ロングセラーボディの有無がレンズ売上にも現れてる気がします。
LemonVC
各お店で購入層が違うのかランキングが全然違うのが面白いですね
そんな中でマイクロフォーサーズが1機種(しかも4位)しかないというのが心配になりますね
水鏡
店舗ごとの客層の違いは、長年の営業で培ってきたお店のカラーが出ているものと思われます。どこの店がという明確な情報は持ち合わせていないので話半分に読んで頂きたいのですが、量販店とメーカーとの商談でインセンティブがあるのは、どの業界でもよくある事なので、エントリー機をメインに商談する店と中・上級機をメインに商談する店があります。店頭に並ぶ前に各店の力の入れ具合が違いますよね。
どちらにせよ、カメラ業界全体が盛り上がってくれれば言う事ありません。
to
販売店の規模の違いを考慮せず等価に扱うPHILE WEBの集計方法はカメラ以外の分野でも物議を醸し出していましたから、今回の変更は良いと思います。
ヨドバシとビックは客層が似ているイメージがあったのですが、けっこう違うのですね。
寫太
いわゆるエントリー機とされている機種が少なく驚いています。
ヨドバシはフルサイズ機ばかり!
一眼からの乗り換え需要なのですかね?
とすればスマホから本格カメラへの趣味人口拡大にはつながっていないのでしょうか。
業界全体としては心配になりますね。
まるさい
最近ビックカメラに行くとカメラコーナーが非常に縮小していて、ふつうの家電量販店とそれほど変わらないと感じていましたが、販売するカメラの傾向も専門店的ではなく、家電量販店のようですね。
なかなか面白いです。
なまはげ
店頭主体と通販主体で傾向が違うのが興味深い。店頭は全般、通販は志向が高いとか?
KJ
各店で多少の差は有っても、そんなに違わないかなという
印象ですがフジヤのα7SⅢとEM-1Ⅲがちょっと意外な感じ
CでもRでも7ⅢでもなくSとかEM-1ってマニア度が
フジヤは高いのでしょうか、中野まで行って買う方はマニアか。
みちと
この傾向なんとなく解るような気がします。最近家電量販店でニコンの売り場スペースが明らかに減っている。
その代わり専門店ではニコンもキヤノンやソニーと変わらない売り場スペース確保されてます。
たぶん現在はニコンを買う人は専門店での購入する人がほとんどなんではないかな?
確かにzfcは売れてるけど、インタビュー記事でニコンが想定していた若者や女性ではなく、既存の男性ユーザーからの支持が多かったとありました。
これは一般層が購入する量販店のニコンの売り場スペースが減って、既存のニコンファンも専門店やダイレクトでしか買わなくなってるのではないでしょうか
とおり
専門店のランキングとはいえ、台数ベースでEOS Kissがほとんど出てこないのは時代の流れを感じますね。ママカメラの分野はほとんどスマホにとってかわられたとみるのがいいのかもしれません。
EF-MマウントをRマウントに置き換える時期が来てそうです。
ist
>レイン様
ぜひマップカメラ第3位をご覧下さい!
だっふんだ
フジヤカメラはエービックの動画部門と統合されました。
通販は一緒ですし、実店舗も本店の方で一眼は買うでしょうから今までとは少し違ってくるかと思います。
キヤノンのKissはレフ機もあるので、実際はどれくらい売れているんでしょうかね。
Kiss X10はミラーレスと比較すればコスパもいいですし、キットレンズくらいなら深度もあるからAFも十分、低価格帯ではファインダーの差は大きい、バッテリーの持ちも違う。
小型が売りのAPS-Cミラーレス機と比較して、重さで50gくらい、奥行きが1cm違う程度。
一般層が購入する側に立って真面目に開発されてるいるなと思います。
サイトでもミラーレスと比較してメリットをはっきりと説明してますし、実際販売店で手にすれば競争力のある製品ですよね。
まあ多分レフ機のKissが売れなくなって、EF-Mをどうするのか決めればいいくらいに考えてるのでしょう。
それくらいレフ機のKissを超える製品を作るのは大変だと思います。
しかもそのような製品ができる頃にはこのクラスの市場がなくなってるかもしれませんしね。