キヤノンのコンパクトな「28-70mm F2.8」の特許

キヤノンが、RFマウント用の小型の標準ズームの特許を出願しています。

J-PlatPat

  • 出願人:キヤノン株式会社
    公開番号:特開2021-156963(P2021-156963A)
    出願番号:特願2020-54914(P2020-54914)
    公開日:2021-10-07
    発明の名称: ズームレンズおよび撮像装置

  • 本発明によれば、レンズ全長が短く、小型軽量でありながら、ズーム全域で高い光学性能を有するズームレンズを実現することができる。

  • 実施例2(28-70mm F2.8)
    焦点距離:28.84 37.17 67.90
    F値:2.91 2.91 2.91
    半画角:32.65 28.90 17.67
    像高:21.64 21.64 21.64
    全長(前玉からセンサーまで):
    バックフォーカス:21.92 26.79 39.84

canon_patent_2021-156963_003.jpg

特許の目的は「全長が短く小型軽量で光学性能の高いズームの提供」となっています。最近、シグマやタムロンのF2.8通しの小型な28-70(75)mm F2.8が人気になっているので、キヤノンが同じような標準ズームを検討していても不思議はありませんね。

上の実施例のレンズはRFマウントのフランジバック分20mmを引くと、全長は102.81mmで、これはタムロンの28-75mm F2.8 Di III VXD G2よりも小さく、シグマの28-70mm F2.8 DG DNと同程度のサイズとなっています。この特許のレンズが、非Lの安価なレンズになれば人気が出るかもしれませんね。