ニコンが「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」「FTZ II」を正式発表

ニコンが、Zマウント用の2本の交換レンズと、マウントアダプター「FTZ II」を正式に発表しています。

「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」、「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」、「マウントアダプター FTZ II」を発売

  • 株式会社ニコンイメージングジャパンは、フルサイズミラーレスカメラ対応の超望遠ズームレンズ「NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S」、標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-120mm f/4 S」と、「マウントアダプター FTZ II」を発売する。

NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

  • 「Z TELECONVERTER TC-1.4x」を装着することで焦点距離を560mmまで、「Z TELECONVERTER TC-2.0x」を装着することで焦点距離を800mmまで拡大。
  • 「STM」を採用した「マルチフォーカス方式」により、静止画、動画を問わず高速・高精度・静粛なAF駆動を実現。
  • NIKKOR Z レンズで最も高い5.5段の手ブレ補正効果を持つ光学式VR機構を搭載。
  • 倍率色収差を光学的に補正することに加え、スーパーEDレンズとEDレンズの採用により軸上色収差も大幅に抑制することで、画面全域において絞り開放からクリアーな画像。
  • ニコン独自の「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」の採用で、ゴースト、フレアを低減。
  • クラス最大撮影倍率0.38倍(望遠端)で被写体を大きく撮影可能。
  • ニコン初の「重心移動レス機構」を採用し、広角端から望遠端のズーミング時の重心移動を大幅に抑制。
  • ズームリングの回転角はクラス最小の80度を実現し、持ち替えることなく広角端から望遠端のズーミングが可能。
  • ズーミング時のピントの移動やフォーカシング時の画角変化の低減など、動画撮影に配慮した設計。
  • 価格は税込38万5000円、発売時期は2022年2月予定。

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NIKKOR Z 24-120mm f/4 S

  • ズーム全域で最短撮影距離0.35mを実現し、被写体に近づいた撮影が可能。
  • 「STM」を採用した「マルチフォーカス方式」により、静止画、動画を問わず高速・高精度・静粛なAF駆動を実現。
  • EDレンズ3枚、ED非球面レンズ1枚、非球面レンズ3枚を採用した光学系により色収差を効果的に抑制。
  • ニコン独自の「ナノクリスタルコート」と「アルネオコート」の採用で、ゴースト、フレアを低減。
  • ズーミング時のピントの移動やフォーカシング時の画角変化の低減など、動画撮影に配慮した設計。
  • 希望小売価格は税込15万4000円、発売時期は2022年2月予定。

nikon_Z24-120mmf4S_of_001.jpgマウントアダプター FTZ II

  • 従来の「マウントアダプター FTZ」から三脚座をなくし、凸部を最小化することで軽量化を実現。縦位置撮影時にグリップが握りやすく、さまざまなアクセサリーが装着しやすいなど、操作性も向上。
  • これまで同様に、AI Nikkor以降の約360種類のレンズに対応し、AEもしくはAE/AF撮影(モーター内蔵のレンズ装着時のみ)や、手ブレ補正にも対応している。
  • 希望小売価格は税込3万6300円、2021年内予定。

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噂されていた2本のレンズと、マウントアダプターFTZ IIが正式に発表されました。 Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sはティザー動画から「インナーズームではないか?」と見る向きもあったようですが、Z9の発表会の動画では伸びていたので、繰り出すタイプのズームのようです。テレコンに対応しているので、これ1本で超望遠域はかなり広い範囲をカバーできそうですね。

Z 24-120mm f/4 Sは待望の望遠端が長い標準ズームで、全域で0.35mまで寄れるので使い勝手がよさそうです。光学系もかなり贅沢にEDや非球面、特殊コーティングを使用しているので、光学性能も多いに期待できそうですね。