「EOS R5/R6」は発売から1年が経過したが販売は引き続き好調

キヤノンが2021年12月期 第3四半期の決算を発表しています。

決算短信・説明会資料

  • 対前年では、売上は4つのビジネスユニット全てで上回り、9.8%増収の8,333億円となりった。営業利益は、対前年3倍を超える587億円、純利益についても3倍近い493億円と、業績は大きく改善し、4四半期連続の増収増益を達成することができた。

  • カメラ市場は、欧米を中心とした個人消費の強さに加えて、各社のフルサイズミラーレス新製品投入により高品質な映像表現のニーズが喚起され、引き続き堅調に推移しています。しかしながら、世界的な部品不足で今年の市場規模は前回公表から10万台減の590万台になると想定しており、当社の販売台数も、5万台減の295万台を見込んでいる。

  • 当社の第3四半期については、「EOS R5/R6」は発売から1年が経過したが、販売は引き続き好調であり、またラインアップを拡充したレンズについても、本体との相乗効果によって計画を上回る本数を販売し、増収となった。
  • レンズのラインアップは年内に26本まで増やす予定。
  • 11月からは、「EOS R3」がラインアップに加わるが、本体およびレンズの
    新製品を今後も効果的に投入することで、製品の競争力を強化し、高い収益性を維持していく。

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キヤノンは4期連続増収増益と、コロナ禍の落ち込みから回復して以降堅調ですね。カメラ事業部はEOS R5/R6と交換レンズの販売が引き続き好調で、増収増益となっていますが、販売台数の見込みは5万台減ということで、やはり半導体等のパーツ不足の影響はかなりあるようです。

交換レンズに関しては「年内に26本まで増やす予定」と述べられていますが、現在のラインナップが24本なので、今年中にあと2本のRFレンズの登場が期待できそうです。