ePHOTOzineに、パナソニックのLマウント用の新しい広角単焦点レンズ「LUMIX S 35mm F1.8」のレビューが掲載されています。
・Panasonic Lumix S 35mm f/1.8 (S-S35) Lens Review
- このレンズは350gと軽量で、S5との組み合わせではフルサイズシステムとしては異例の軽さを実現している。マウントはしっかりとした造りで、レンズ装着時に遊びはない。
- フォーカスリングは絹のように滑らかだ。最短撮影距離は0.24m、最大撮影倍率は0.19倍と、実用的な近接性能だ。
- AFはキビキビと正確に動き、大部分の被写体に問題なく合焦する。瞳AFの精度も素晴らしい。
- 解像力は中央はF1.8とF2ではとても良好な値(very good)、F2.8からF11では素晴らしい値(excellent)、F16とF22ではとても良好な値だ。隅の解像力は鈍い立ち上がりで、F1.8からF2.8では良好な値(good)、F4からF11ではとても良好な値(very good)、F16では良好な値で、F22では甘くなる。
- 倍率色収差は自動補正の設定を全て無効にして測定している。結果は非常に素晴らしく、F2.8よりも絞れば中央はほぼゼロで、隅も非常に良く補正されている。大部分の被写体で色収差は目立たないだろう。
- 歪曲はわずか-0.40%のタル型で、これも見事な結果だ。これ以上の補正の必要性は低いだろう。
- ボケは開放時の全体的な周辺部の甘さに助けられて、心地よいものとなっている。この描写は特にポートレートや花の撮影に向いている。
- 逆光耐性は完璧で、画面内に明るい光源がある場合でも、コントラストの低下やゴーストはほとんど見られない。
- 周辺光量落ちは開放では見られる(-1.5EV)が、F4で解消する。
- 価格は579.99ポンドで妥当な価格設定だ。
- このシリーズの単焦点レンズは、サイズや重さ、フィルター径などの点に配慮されており、動画撮影者は、同シリーズのレンズのバランスの均一性を高く評価するだろう。また、フォーカスブリージングが少なさは、被写体に近付いても画角が変わらないことを意味している。このレンズは性能的にも満足の行くもので、フィールドでの操作性にも優れており、とても有用な撮影ツールだ。
- 良い点:素晴らしい中央の解像力、防塵防滴・耐低温、中央の色収差がほとんど見られない、隅の色収差の良好な補正、周辺光量落ちが非常に少ない、歪曲が小さい、素晴らしいハンドリング、速く正確なAF、フォーカスブリージングが少ない、24mm/50mm/85mmとの同一性、フレアが非常に少ない。
- 悪い点:開放付近の隅の甘さ。
最近では開放から画面の隅までカリカリっとした描写のレンズも多いですが、パナソニックの35mm F1.8は開放付近では柔らかく雰囲気のある描写ですね。ボケもとても綺麗なので、レビュアーの言う通り、ポートレートや花の撮影用に良さそうです。
クリーム茶
トレンドを追求してないのがパナらしい。
自分はカリカリよりこっちのが好みです。
ネコのたま
ピント面のカミソリ描写からザワつかず滑らかにアウトフォーカスする 立体感のある描写が期待できるレビューですね
徹底的にクリアで硬質な写りが今時の流行ですが
このシリーズは味のある新設計レンズシリーズとして貴重 独自の立ち位置ですね
価格も手が届くので 購入決定
棒燃
実際に自分で使ってみないと、なかなか判断は難しいですが、ネット上のサンプル写真や投稿写真を見る限り、パナソニックの画像は立体感があり、繊細で、色合いも自然な印象です。
比較的安い、S5でも買って、確かめてみようかという気になりました。