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CAMERALABSに、キヤノンの軽量コンパクトで安価な超望遠ズーム「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」のレビューが掲載されています。

･Canon RF 100-400mm f5.6-8 review

• RF100-400mm F5.6-8 は649ドルの低価格な望遠ズームで、重さは635g、全長は165mm（望遠端までズームすると76mm伸びる）だ。鏡筒にはAF/MF切り替えスイッチがあり、AF/MFをメニューで設定する必要がない。低価格のレンズだが、フォーカスリングと別に独立したコントロールリングがある。他の非Lレンズと同様、フードが付属しないのは残念だ。
  
  
• 遠景：100mm開放では、中央のディテールはまずまずのレベルで、F8やF11に絞っても結果はほとんど変わらない。隅は開放ではピクセル等倍で見ると、ごくわずかに甘くなり色収差が見られるが、ほとんど中央と同じ性能を維持している。F8とF11に絞ってもあまり結果は変わらない。
• 遠景：200mm開放では、中央のディテールは非常に良好で絞っても改善はしない。隅は中央よりもほんの少しだけ甘くなるが、ほとんど変わらない。F8でも結果は変わらず、F11では若干シャープになるが、多くのケースでは分からない程度の違いだ。
• 遠景：400mm開放では、ここでも中央のディテールは良好で問題はなく、F11に絞っても改善は見られない。隅は広角側と同様にごくわずかに甘くなるが、気にならない程度で、また絞ってもほとんど改善は見られない。
  
  
• 人物：100mm開放では、暗いレンズなので背景を大きくボカすことはできないが、被写体は非常にシャープで、ボケもそれほどうるさくはない。400mm開放でもボケは小さいが、スポーツや野生動物の撮影に適した良好なディテールを維持している。
• 野鳥：400mm開放では背景から被写体がきれいに分離され、ディテールは非常に鮮明だ。
• AF：非常に速く安心感があり、作動音も静かだ。動体のテストでは、EOS R5の鳥の瞳認識でカモメを追ったが、不規則に動くカモメでも100%に近い合焦率で簡単に撮影できた。このレンズは、少なくとも明るい環境では、野生動物やスポーツの撮影にかなり使えるレンズだ。
  
  
• 玉ボケ：100mm開放では最短でもボケはそれほど大きくなく、玉ボケは少し輪郭が付き内部に穏やかな模様が見られるので、ボケはあまり良くないが、スペックを考えれば当然だろう。しかし、400mmで寄れば、F8でも大きな玉ボケを得ることができる。400mmの玉ボケも完璧には程遠いが、撮影方法を工夫すればダイナミックなボケを得られる。
• 近接性能：ズーム全域で同じ最短撮影距離なので、100mmでは倍率が低いが、望遠側にズームすればするほど倍率が高くなり、400mmでは驚くほどではないものの接写ができる。
• 手ブレ補正：レンズのみで公称5.5段、IBIS搭載ボディで公称6段分の効果で、実写では100mmで手ブレ補正なしでシャープな画像を得るには1/200秒が必要だったが、IBISとISを有効にすると1/6秒で可能となり、5段分の補正効果が得られれた。400mmでは手ブレ補正なしでシャープな画像を得るには1/400秒が必要だったが、IBISとISを有効にすると1/50秒で可能となり、この日は3段分の効果だった。
  
  
• フォーカスブリージングのテストでは、100mmではブリージングは全く見られなかった。400mmでもほとんどブリージングは見られない。これは動画撮影に使う場合には嬉しい仕様だ。また、このレンズはほぼパーフォーカル（ズーミングでピント位置が変わらない）だ。
• RF100-400mm F5.6-8の光学性能はこの価格のレンズとしては素晴らしく、近距離でも遠距離でも開放から画面全域でシャープだ。暗いので大きなボケは得られないし、防塵防滴のシーリングもされていないが、AFは手を抜いておらず十分に速くブリージングも驚くほど少ない。テレコンも（RF100-500と異なり）ズーム全域で使用できる。キヤノンがLレンズと並んで手頃な価格の軽量のRFレンズをラインアップしているのは喜ばしいことだ。お金がかからず、体に負担にならない超望遠が欲しい人にお勧めする。

このレンズは価格以上によく写るようで、各所のレビューで高い評価を得ていますが、このレビューでもかなり好評ですね。暗いレンズで防塵防滴ではないので、室内や厳しい条件下での撮影には対応できませんが、気軽な撮影用の超望遠としては大いに活躍してくれそうです。

また、ブリージングがほとんどなく、パーフォーカルだということなので、動画用に理想的なレンズですね。