ミラーレス市場はソニーとキヤノンの2強体制が鮮明に

BCN+Rに、2021年11月のミラーレスカメラのメーカー別と機種別の販売台数シェアに関する記事が掲載されています。

"定番"のキヤノンと"新機軸"のソニー、ミラーレス市場は2強体制が鮮明に

  • 「BCNランキング」によると、2021年11月のミラーレス一眼デジタルカメラの販売台数前年比は89.9%。まだ前年には及ばないものの、徐々に回復の兆しがみえてきた。メーカー別ではソニーとキヤノンの2強体制が盤石になりつつある。
  • メーカー別の販売台数シェアではキヤノンが2021年7月以来の首位。30%前後のシェアで両社の争いが白熱している。

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  • シリーズ別の販売台数シェアランキングでは、キヤノンの「EOS Kiss M2」が首位。15.8%と競合に差をつけた。ソニーは配信者向けの「VLOGCAM ZV-E10」の好調が継続。新機軸のカメラとして定着しつつある。

bcn_mirrorless_rank_2021-11_001_.jpg少し前まではα6400が人気で、BCNランキングでもソニーが強い状況が続いていましたが、最近は再びKissが強くなっていて、11月は販売台数シェアでキヤノンがソニーを逆転したようです。12月からは人気機種のα6400やZV-E10、α7Cの受注停止、α6100の生産終了などの影響が出てきそうなので、今後ソニーは更に販売台数シェアを落とす可能性もあるかもしれません。

ソニーとキヤノン以外のメーカーでは、OMデジタルソリューションズが好調のようですね。富士フイルムが最近シェアを落としているのは供給不足の影響でしょうか。ニコンは、BCNランキングで売れ筋の廉価モデルが無い(Z50やZ fcはBCNの売れ筋製品よりも少し上の価格帯)のが厳しいところですね。