2021年10月のデジタルカメラの出荷台数は前年同月比で56.3%

CIPAが、2021年10月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。

デジタルカメラ統計

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交換レンズ統計

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2021年10月のデジカメの出荷台数は前年同月比で56.3%(金額ベースで73.3%)で、前年を大きく割り込んだ先月を更に大きく下回ってしまいました。例年、一番出荷の多い秋に出荷が全く伸びないのは厳しい状況ですね。

カメラのうち、レンズ一体型は前年同月比で51.4%(金額ベースで59.9%)、レンズ交換式は前年同月比で58.8%(金額ベースで75.6%)で、レンズ交換式の低調は相変わらずですが、夏までは好調だったレンズ交換式もかなり落ち込んでいます。

地域別のデジカメの出荷台数は、前年同月比で米州(57.0%)、欧州(49.1%)、中国(65.3%)、日本(66.9%)、日本中国以外のアジア(50.7%)で、特に日本は9月は100%を超えていたのが、大きく落ち込んでいます。

半導体不足もまだまだ続きそうですし、これからコロナの新しい変異株の影響も出てきそうなので、先の見通せない状況が続きそうですね。