キヤノンの「18mm F1.8」「20mm F1.4」「24mm F1.8」などの広角レンズの特許

キヤノンが、RFマウント用と思われる広角レンズ(実施例は18mm、20mm、21mm、24mm、28mm)の特許を出願しています。

特開2021-193406(P2021-193406A)(IP Force)

  • 固体撮像素子を用いたデジタルカメラ等の撮像装置に用いられる光学系において、高速かつ静粛なオートフォーカスを行うことが求められている。このためには、無限遠から至近へのフォーカシングに際して移動するフォーカス群を軽量に構成することが有効である。加えて、フォーカシングに伴う収差変動が小さいことも求められる。
  • 本発明によれば、光学性能が高く、なおかつフォーカシングに伴う収差変動が少ない光学系が実現できる。

    実施例1(18mm F1.8)
    焦点距離 18.54
    Fナンバー 1.85
    半画角(°) 49.41
    像高 21.64
    レンズ全長 107.66
    BF 14.09

    実施例2(24mm F1.8)
    焦点距離 23.83
    Fナンバー 1.85
    半画角(°) 42.24
    像高 21.64
    レンズ全長 104.66
    BF 15.90

    実施例4(20mm F1.4)
    焦点距離 20.48
    Fナンバー 1.44
    半画角(°) 46.56
    像高 21.64
    レンズ全長 124.66
    BF 13.16

    実施例5(21mm F1.8)
    焦点距離 21.36
    Fナンバー 1.85
    半画角(°) 45.37
    像高 21.64
    レンズ全長 105.66
    BF 14.88

    実施例8(28mm F1.8)
    焦点距離 28.08
    Fナンバー 1.85
    半画角(°) 37.61
    像高 21.64
    レンズ全長 92.66
    BF 12.16

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実施例の18mm F1.8や21mm F1.8、24mm F1.8、28mm F1.8などが登場すれば、RFレンズの広角レンズは魅力的なラインナップになりますね。あと、20mmの実施例だけF1.4と明るいレンズになっているのが気になるところです。これらのレンズはフランジバック分を除いて73mm~105mmの大きさなので、16mm F2.8や50mm F1.8のような薄型のレンズではなさそうですね。