キヤノンの「24mm F1.4」「50mm F1.4」「130mm F1.4」のDSレンズの特許

キヤノンが、DSレンズに関する特許を出願しています。

特開2021-196547

  • アポダイゼーション効果を得るためには、領域ごとに透過率が異なるグラデーション型のNDフィルタ(アポダイゼーションフィルタ)が用いられる。しかしながら、特許文献1においては、フィルタを光学系に適用した際の、瞳面での透過率分布の波長に対する均一性については考慮されていない。本発明の目的は、瞳面における波長均一性の高い光学系を提供することである。

    実施例(50mm F1.4)
    焦点距離 52.13
    Fナンバー 1.45
    画角[度] 22.54
    像高 21.64
    レンズ全長 85.51
    BF 37.71

canon_2021-196547_001.jpg

  • 実施例(24mm F1.4)
    焦点距離 24.55
    Fナンバー 1.45
    画角[度] 41.39
    像高 21.64
    レンズ全長 119.13
    BF 38.01

canon_2021-196547_024.jpg

  • 実施例(130mm F1.4)
    焦点距離 131.00
    Fナンバー 1.41
    画角[度] 9.38
    像高 21.64
    レンズ全長 182.28
    BF 13.87

 canon_2021-196547_130.jpg

キヤノンのDSレンズは、現在、RF85mm F1.2 L USM DSが発売されていますが、今後、特許の実施例にあるような他の焦点距離のDSレンズも登場するかもしれませんね。

50mm F1.4は昔の一眼レフ用レンズのようなダブルガウスタイプのバックフォーカスの長い光学系で、RFマウント用のレンズがこのような光学系で登場するのでしょうか。130mm F1.4 DSは製品化されたらかなり大きなレンズになりそうですが、超大口径+DSでどのようなボケが得られるのか興味深いところです。