ソニー「α7 IV」はディテールは優秀だが高感度ノイズが多い

DPReviewの画質比較ツールにソニーα7 IVのデータが追加され、画質に関する簡単なレビューが掲載されています。

Sony a7 IV studio scene: 33MP sensor gives excellent detail but falls behind at high ISO

  • 3300万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載したソニーα7 IVのスタジオシーンの画像を公開した。最初に明らかになったのは、α7 IVのセンサーは多くのディテールを捉えることができ、実写サンプルで見たように、同クラストップの機種に匹敵するJPEGの発色を実現しているということだ。

    画素数が多いことと、JPEGのシャープニングの処理の組み合わせで、ライバルよりも細かいディテールが再現されている。モアレは見られるが、極端に多くはない。これはローパスフィルターがあることを示しているが、それほと強いものではないだろう。

    ピクセル等倍で見ると、α7 IVは画素が小さい分ノイズは多いが、同サイズに縮小してみると差はほとんどなくなる。しかし、より高い感度ではライバル達を上回るノイズレベルになる。このノイズの多さは、高画素だけのためではなく、より高画素な姉妹機よりも少しノイズは多い。全体として、α7 IVはディテールを捉えるのが得意で、良好な性能だが際立った性能ではない。

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α7 IVは低感度のディテールは優秀でこのクラスではトップレベルですが、高感度ノイズはDPRが指摘するように若干多めのようですね。高画素化された分、24MPクラスよりもノイズが増えるのは仕方がないことですが、より高画素な姉妹機(α7Rシリーズかα1のことでしょうか?)よりもノイズが多いと言われているのは少々気になるところです。