CIPAが、2021年11月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2021年11月のデジカメの出荷台数は前年同月比で70.4%(金額ベースで98.2%)で、10月の56.3%(金額ベースで73.3%)と比べれば回復傾向で、金額ベースではほぼ前年並みとなっています。
カメラのうち、レンズ一体型は前年同月比で73.5%(金額ベースで95.7%)、レンズ交換式は前年同月比で68.7%(金額ベースで98.6%)で、11月は珍しくレンズ一体型が健闘していますね。
地域別のデジカメの出荷台数は、前年同月比で米州(76.6%)、欧州(52.3%)、中国(84.8%)、日本(72.9%)、日本中国以外のアジア(95.1%)で、日本中国以外のアジアの数字が10月の50.7%から跳ね上がっているのが目を引くところです。
また、11月の一眼レフの出荷台数は約16万964台、ミラーレスは約29万6637台で、全世界ではミラーレスの方が約1.8倍多くなっていますが、日本国内では一眼レフは3870台、ミラーレスは2万5900台と6.7倍もの大差となっていて、日本ではミラーレスへの移行が速く進んでいることが見て取れますね。
シタラ
もうデジカメは、80万台/月しか作れないって事ですね。
それが全メーカー合わせての上限。それを取り合い。
ボヘミアン
10年くらい前の1割にも満たない、
小さな市場になってしまったんですね。。。
斜陽産業となりつつも、
生き残りゲームを頑張るメーカーの
人達の苦労がしのばれます。
furu
私のいる繊維業界は50年でほぼ1/10の規模の斜陽産業。カメラ業界は10年で1/10になり繊維以上の速度で斜陽産業となってしまいました。高付加価値路線もどうなるのやらと行く末の不安を感じます。ファッション業界の様に97.5%が輸入品とはならないにしても、高級メゾンの生き残り方とか大型SPAの残り方などを研究されるのも業界としては大事で無いかと痛感します。個人的には趣味で写真を続けたいですが、愛好者の高齢化も気になります。若い人へカメラでの撮影の楽しさなどスマホには出来ないことなど啓蒙していかねば、さらに衰退しそうです。
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こんな小さな市場に、メーカーが何社も存在しています。そして、各社が異なる画像処理エンジン(SoC:System on Chip)等を持っています。このため、このご時世でもあり半導体メーカーのラインが割当てられず、カメラやレンズが生産できないのでしょね。
田中太郎
毎年下がっていたのがそろそろ底になったのか、コロナのせいでよく分からないですね
まぁ以前のように盛り返すことなんて無いと思いますが…
市場が小さくなったんだし、フルサイズミラーレスはマウント統一くらいしたほうが良かったのでは?と思います
一眼レフの頃からですが統一規格にせずにマウントで縛ったのが今後も足引っ張っていきそう
んじゃめな
田中太郎さんもおっしゃっているように、ミラーレス化するときにマウント統一しなかったのは非常に残念です。これから小さくなる市場をカメラメーカーの共存ではなく、潰しあいを選択したように思います。いま大手3社ありますが、10年後に3社すべてのこっているんですかね。
ちばちば
マウントの統一は理想かもしれません。
しかし、マウントは単に内径とフランジバックを決めるだけではなく、ボディとレンズの高速通信を行って手振れ補正や画像処理を行うので、マウント技術は差別化の源泉です。
m4/3でも、OMDSとパナで手振れ補正の互換性は完全ではありません。
残念ながら統一は難しいでしょう。
弁証法
よくいわれることですが、写真を撮る人間の人口は増えており、例えばソニーはスマホや写真専用機を合わせて、世界の50%のセンサーシェアを取っていると言われています。
純粋に写真専用で完結した機械という意味ではこの記事の数値ですが、カメラのあり方が変わってきているので、それに即した見方をしなければいけないと思います。
センサーやスマホのソニーや、バッヂとカラーサイエンスを提供しているライカなど、売り方で工夫しているところがありますが、当然収支は大きく違ってきますね。
どの会社も宝ですから、ぜひ各社に生き残ってほしいものです。