富士フイルムが2021年12月のデジカメの販売台数シェアでソニーを抜いて2位に浮上

BCN+Rに、コンデジとレンズ交換式を含めたデジタルカメラ全体の販売台数シェアに関する記事が掲載されています。

デジカメ市場で富士フイルムが初めて2位浮上

  • デジカメ市場(コンパクトデジカメ、一眼レフ、ミラーレス一眼を合わせた全体)における富士フイルムの販売台数メーカーシェアが急上昇した。富士フイルムは、21年11月までシェアは10%前後で推移し、ニコンとの3位争いが続いたが、12月になるとシェアは21.5%まで急上昇、ソニーも抜いて2位に浮上した。

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  • 富士フイルムのシェアを押し上げたのは21年12月発売のインスタントカメラ・チェキ「instax mini Evo」。同月のデジカメ市場の機種別販売台数シェアは10.7%で首位を獲得した。
  • 富士フイルムのデジカメのタイプ別販売台数構成比は、7割から8割前後をコンパクトタイプが占める。カメラメーカー各社がコンパクトデジカメの取り扱いを減少させる中、独自路線でシェアを拡大している。

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チェキはフィルムカメラのイメージが強いですが、デジカメにプリンターを内蔵したタイプのチェキも大人気のようで、富士フイルムは12月の販売台数シェアでキヤノンに次ぐ2位まで順位を上げてきました。市場が縮小しているコンデジですが、富士フイルムのプリンターを内蔵するという戦略は成功を収めているようですね。