ニコンが新開発のコーティングとAFモーターを採用した「Z 400mm f/2.8 TC VR S」を正式発表

ニコンが、Zマウント用のテレコン内蔵の超望遠単焦点レンズ「Z 400mm f/2.8 TC VR S」を正式に発表しました。

「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」を発売

  • ニコンイメージングジャパンは、2021年10月28日に開発発表を行った「NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S」を発売する。発売時期は2022年2月18日予定。希望小売価格は201万3000円(税込)。
  • EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚、蛍石レンズ2枚、SRレンズ1枚を使用し、色収差などを効果的に補正しながら、軽量化も実現。
  • NIKKORレンズ史上最高の反射防止効果を持つ新開発のコーティング「メソアモルファスコート」を採用することで、あらゆる方向からの入射光に対して優れた反射防止性能を発揮。
  • AF駆動用モーターには、新開発「シルキースウィフトVCM(ボイスコイルモーター)」を搭載し、高速で高精度、かつ静粛を同時に実現したAF制御が可能。
  • 焦点距離を1.4倍に拡大するテレコンバーターを内蔵し、1本で400mmと560mmの焦点距離に対応。
  • 蛍石レンズ、マグネシウム合金を採用し、2950gの軽量化を実現。
  • 「ニコン Z 9」との組み合わせでシンクロVRが適用可能。5.5段の手ブレ補正効果によりテレコンバーター使用時、非使用時ともに高い手ブレ補正効果を発揮。
  • レンズにピント位置を登録した状態でFnリングを回すと、登録したピント位置に瞬時に合わせることが可能な「メモリーリコール」機能をNIKKOR Z レンズで初めて搭載。

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Z 400mm f/2.8 TC VR Sは、テレコンを搭載し新しいコーティングと新型モーターを採用した最新技術てんこ盛りの意欲作ですね。ニコン史上最高の効果を持つコーティングが、実際にどれほどの効果があるのか興味深いところです。

また、AFモーターは、Zマウントではこれまでステッピングモーターが採用されてきましたが、このレンズでは新型のリニアモーターに変更されているのも目を引くところです。今後のZの超望遠レンズにはリニアモーターを採用するのでしょうかね。

価格は噂通りかなり高価ですが、特殊素材をふんだんに使用した贅沢な光学系に加えて、最新技術がこれだけ投入されているレンズなので仕方ないところかもしれませんね。