交換レンズの販売本数シェアはマウント別ではEマウントがダントツ、メーカー別でキヤノンがやや優勢

BCN+Rに、最近の交換レンズの販売状況と、マウント別の各社の交換レンズの販売本数のシェアに関する記事が掲載されています。

Eマウントレンズ好調、交換レンズからカメラ市場の巻き返し始まるか

  • 交換レンズが動き始めた。BCNランキングによると、平均単価の上昇とともに、2カ月連続で販売金額は前年比2桁増と好調だ。つられるようにしてレンズ交換型カメラも12月、108.9%とプラスに転じた。

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  • 交換レンズのマウント別に販売本数をみると、ダントツで高い構成比を維持しているのが「ソニーE」レンズ。1年を通じて30%前後のシェアで推移していたが、新製品の発売などから秋以降は構成比が上昇した。
  • 2位集団はOMデジタルソリューションズとパナソニックが採用している「マイクロフォーサーズ」レンズ、キヤノンの一眼レフ用「キヤノンEF」レンズ、ニコンの一眼レフ用「ニコンF」レンズが続く。
  • 3位集団がキヤノンのミラーレス一眼用「キヤノンRF」レンズ、富士フイルムのミラーレス一眼用「富士フイルムX」レンズ、ニコンのミラーレス一眼用「ニコンZ」レンズが5%前後のシェアで拮抗。いずれも本数の前年比は大きく伸びているものの、構成比はまだまだ小さい。

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  • メーカー別ではトップシェアをキヤノンとソニーが争う。昨年は両社とも15~20%のシェアで上下しつつキヤノンがやや優勢で1年を終えた。この2社をにらんで首位集団を狙うのが、レンズメーカーのシグマとタムロン。ニコンもここに位置する。3社で10%台前半のシェアを取り合う展開だ。

交換レンズの販売本数シェアではEマウントのダントツは大方の予想通りだと思いますが、FマウントやEFマウントが今でもRFやZよりもずっと高いシェアを保っているのは少々意外でした。まだまだ一眼レフのレンズに投資されている方は多いようですね。

また、RFとZ、Xの販売本数のシェアはいずれも5%前後ということで、Eマウントからはかなり後れを取っていますが、XはRFやZと対等に競っているので健闘していると言っていいかもしれません。ここ最近、RFレンズは極端な供給不足なので、潤沢に供給されていればもう少しシェアを伸ばしていた可能性が高そうです。

マイクロ・フォーサーズは、昨年OMDSがボディのシェアをかなり落としているようですが、レンズはよく売れているようですね。