ニコン「Z 9」の高感度性能はD850より遥かに優れている

GORAN STRANDに、ニコンZ9とZ6II、D850の高感度ノイズの比較テストが掲載されています。

Nikon Z9 ISO test(found via Nikon Rumors

  • 本日はZ9とZ6IIとD850で高感度の比較をしてみた。私はD850を天体写真で良く使っていて、その高感度性能にとても満足している。

    約1年前にZ6IIを入手した際に、高感度性能に関してはD850を上回っていることが分かった。これはZ6IIの画素数が少ないので予想通りのことだ。そこでZ9を入手した今、D850とZ6IIの両方と比較してどの程度のパフォーマンスを発揮するのか見てみたいと考えた。

    それぞれのカメラでISO1600、ISO3200、ISO6400、ISO12800で60秒の露光を行った。全ての露光は室温で、ロスレスの14bit RAWで行い、ACRの最新バージョンでノイズリダクションをOFFにして現像した。それぞれの画像で、ノイズがより明確になるように、露出を+3に補正している。

    結論として、Z9の高感度性能はとても良好で、Z6IIとほぼ同等で、D850より遥かに優れているということが判明した。フィールドでの性能を確認するために更なるテストが必要だが、最初の手短なテストから、Z9は本当に期待できそうに見える。

nikon_Z9_D850_Z6II_comp_001-2.jpg

上の画像は、元記事のISO12800の画像の中央部分をピクセル等倍で切り出したものです。元の画像のサイズは全て同じなので、同サイズの縮小画像での比較のようですが、この条件だと確かにZ6IIとZ9のノイズは同等で、ほぼ同じ画素数のD850と比べるとZ9の高感度ノイズは、確かに大幅に少なくなっているようです。Z9は読み出し速度を大幅に高めながら、ノイズも抑制されているのは素晴らしいですね。