キヤノンの「20mm F1.8」「24mm F1.8」「28mm F1.8」の特許

キヤノンが、「20mm F1.8」「24mm F1.8」「28mm F1.8」の実施例を含む交換レンズに関する特許を出願しています。

特開2022-20096(IP Force)

  • 近年、CCDやCOSセンサ等の撮像素子の多画素化により、撮像素子が搭載された撮像装置に用いる光学系には高い光学性能を有することが望まれている。しかしながら、角が大きくなるに伴い軸外収差が増加し、増加した軸外収差を良好に補正するためには、光学系の大型化に繋がる。
  • 本発明は、良好な光学性能を有し、製造が容易で小型な光学系及びそれを有するレンズ装置、撮像装置を提供することを目的とする。

  • 実施例1(28mm F1.8)
    焦点距離 28.60
    F値 1.85
    半画角(度) 37.1
    像高 20.15
    光学全長 81.00
    バックフォーカス 13.20

  • 実施例2(20mm F1.8)
    焦点距離 20.60
    F値 1.85
    半画角(度) 46.4
    像高 18.71
    光学全長 84.87
    バックフォーカス 11.00

  • 実施例3(24mm F1.8)
    焦点距離 24.72
    Fナンバー 1.85
    半画角(度) 41.2
    像高 19.34
    光学全長 81.00
    BF 11.00

canon_patent_2022-20096_003.jpgキヤノンのRFのF1.8シリーズの単焦点レンズは既に85mm(正確にはF2ですが)と50mm、35mmが発売されていますが、特許が出願されている28mm、24mm、20mmの発売も期待できそうですね。

これらのレンズの全長はRFマウントのフランジバック分を引くと60mm+αで、いずれもRF35mm F1.8と同程度のサイズに収まっているようです。いずれのレンズも像高がフルサイズには少し不足していますが、これは最近よくある歪曲の自動補正で隅を切り取って使う前提の設計なのかもしれません。

24mm F1.8はかなり以前から噂が流れているので、この3本の中では最も早い登場が期待できそうですね。