GMシリーズを存続させなかったことはパナソニックのしくじり

マイナビニュースに、カメラマンの落合憲弘氏のパナソニックLUMIXシリーズのこれまでとの経緯と現状の課題等に関する記事が掲載されています。

「LUMIX」の輝きとしくじり 生き残りの道は「GM」&「S」の"二刀流"にあり?

  • パナソニックのミラーレス機が、ジリジリとシェアを失ってきたのは、まずはミラーレス機の選択肢が増えたからだろう。もちろん、その中で「他を圧倒する魅力を広くアピールできなかった」のは、厳然たる事実であり結果だ。

  • 「G」シリーズの製品コンセプトが「G6」まで手探り状態のブレまくりに見えたこと、「GH」シリーズが「GH3」から完全に動画方向を向いてしまい、写真機としてはマイクロフォーサーズの利点を捨てるかのようなサイズ感になってしまったこと、そして何より、マイクロフォーサーズの魅力を凝縮したかのような超小型ナイズバディのGMシリーズを存続させなかったことにこそ、パナソニックのしくじりがあったような気がしてならないのである。

  • 各社が像面位相差AFの搭載を進めるなか、頑としてコントラストAFオンリーを貫く姿勢に疑問と興味が尽きていない。画素補間を徹底して嫌うのは、動画優先の表れなのか、それとも何か他の理由があるのか? そろそろ謎解きが欲しいところではある。

  • そのイメージセンサーに関しては、最新技術を投入した新型センサーをリリースできていないことが足を引っ張っているのは間違いない。画素数の向上は二の次で構わないので、超高感度時の画質とセンサーサイズを活かした読み出し速度の大幅向上で"できること"を増やしてほしいと切実に思う。それが今後どのような展開を見せるのか。現状、マイクロフォーサーズのすべては、そこにかかっているといっても過言ではないだろう。

 

GMシリーズはm4/3の小型センサーをの特徴を活かした魅力的なカメラで、このカメラを復活して欲しいという声は今でも非常に多いですが、このシリーズは日本以外ではあまり売れなかったようなので、存続は難しかったのかもしれませんね。

m4/3の今後に関しては、次世代のセンサーの進化にすべてがかかっていると述べられていますが、m4/3の小型センサーは読み出し速度ではフルサイズよりも有利なはずなので、その利点を活かして、フルサイズのフラッグシップ機を部分的に凌駕するような機種を期待したいところですね。