キヤノンのフルサイズミラーレス用の「135mm F2」の特許

キヤノンが、135mm F2の実施例を含む小型で収差が補正された光学系のための特許を出願しています。

IPForce

  • 出願人:キヤノン株式会社
    公開番号:P2022043436
    出願番号:P 2020148705
    公開日:2022-03-16
    発明の名称: 光学系及びそれを有する撮像装置

  • 【課題】小型かつ色収差等の諸収差が良好に補正された光学系を提供する。
  • 特許文献1に開示された光学系では、フォーカス群から比較的遠い位置に高分散材料を使用した正レンズが配置されている。このため、フォーカス群のピント敏感度を高くすることが困難である。その結果、フォーカシングに際してのフォーカス群の移動量が増大するため、光学系の小型化が難しい。
  • そこで本発明は、小型かつ色収差等の諸収差が良好に補正された撮像光学系を提供することを目的とする。

  • 実施例1(135mm F2)
    焦点距離 130.77
    Fナンバー 2.06
    半画角 9.39
    像高 21.64
    レンズ全長 132.51
    BF 25.26

canon_patent_2022-43436_001.jpg

canon_patent_2022-43436_001-2.jpg

実施例は4つありますがいずれも似たようなスペックで、バックフォーカスと像高からフルサイズミラーレス用のレンズですね。

全長はRFマウントのフランジバック分を引くと11.2cmで、EF135mm F2Lとほぼ同程度の大きさのようです。以前に、135mmクラスのレンズではF1.4の特許も出願されていましたが、135mmはどのレンズが製品化されるのか気になるところです。