ImagingResourceに、シグマのEマウント用の広角単焦点レンズ「20mm F2 DG DN Contemporary」の実写サンプル画像と、実写によるレビューが掲載されています。
・Real-world shots from Sigma's newest full-frame wide-angle lens
- このレンズには非球面3枚をはじめ、FLD、SLDが採用され、その結果、画質は非常に良好だ。もう少し検証が必要だが、強い色収差は見られない。ただし、厳しい条件では若干の色ズレが見られる。
- 解像力に関しては、開放では少なくとも中心部はかなりシャープだが、四隅は最適な解像力にするには少し(1~2段で十分)絞る必要がある。
- 歪曲は広角レンズでは見られるもので、魅力にもなるが、地平線のような直線的な被写体をまっすぐに保ちたい場合には、電子補正を有効にしておくことと勧める。
- 周辺光量落ちは、電子補正を適用しても開放で撮影すると隅は極めて暗くなる。これを補正するために、ACRで+100近くまで手動で周辺光量を補正する必要があった。
- ボケ味は広角レンズにもかかわらず、とても素晴らしい。最短撮影距離22cmとかなり寄れるので、寄れば背景を柔らかくボケかすことができる。
- 20mm F2 DG DNはEマウント用の堅実な広角単焦点レンズで、ソニーのFE20mm F1.8 Gよりも若干暗いが200ドルも安価だ。金属製の鏡筒は頑丈で高級感があり、フォーカスリングと絞りリングは素晴らしい感触だ。フードの質感も素晴らしい。
- 明るい広角レンズが欲しい人で、軽量コンパクトなら単焦点でかまわない人には20mm F2 DG DNは魅力的な選択肢だ。このレンズは携帯性と性能のバランスが非常に優れたレンズだ。
シグマの20mm F2 DG DNは広角レンズとしてはボケが柔らかく、雰囲気のある写真が撮れるレンズですね。開放付近の解像力に関してはそれほど高くないようですが、少し絞れば十分に改善するようなので、それほど問題はなさそうです。ただ、周辺光量落ちに関しては、自動補正を使っても目立ち気味なのが少々気になるところです。
ぶらりん
830グラムの24-70mm F2.8 DG DNを取り回しの厳しさで諦め、470グラムの28-70mm F2.8 DG DNにダウンサイズしましたが、やはりもう一歩広角端が物足りない!と思っていたら、そこに370グラムの20mm F2 DG DNという罠が。。。。
こうやって人類はレンズ沼にハマっていくのだな、と実感しました。