DxOMarkにソニー「α7 IV」のセンサースコアが掲載

DxOMarkに、ソニーα7 IVの新しい3300万画素センサーのセンサースコアとレビューが掲載されています。

Sony A7 IV Sensor test

α7IV α7III Z6II R6 S5
総合スコア 97 96 94 90 94
色再現 25.4 25.1 25 24.2 25.1
ダイナミックレンジ 14.7 14.7 14.4 14.3 14.5
ローライトISO 3379 3722 3303 3394 2697
  • α7 IVは新しい3300万画素BSI CMOSセンサーを採用した最初のカメラだ。α7 IVのセンサーは、DxOMarkのベンチマークで97の高いスコアを達成し、中判を含む全てのセンサーの中で7位に位置している。このスコアはD810やRX1RIIと同じで、α1の98やα7R IVの99に迫るセンサー性能だ。
  • ベース感度では、α7 IVは色再現とダイナミックレンジで好結果を収めており、ローライトISOもとても良好な結果だ。

  • 他機種との比較(色再現):α7 IIIとの比較ではISO400まではわずかな改善が見られるが、それほど変わらない。それ以降の感度では同じような結果だが、α7IIIの方がごくわずかに優れている。EOS R6との比較ではほぼ全ての感度で、α7 IVが優れており、ISO400までは1.3~1.0bitの差が見られた。
  • 他機種との比較(ダイナミックレンジ):ISO200までの低感度域でα7 IIIよりもごくわずかな改善が見られる。ゲインの切り替えがα7 IIIのISO800ではなく、α7 IVはISO400になっているのは興味深いところだ。それ以降は両者はほぼ同じだ。EOS R6との比較では、R6はα7 IVよりも最大ダイナミックレンジが若干低く、高感度域にならないとα7 IVに及ばない。
  • 他機種との比較(ローライトISO):α7 IVのセンサーはα7 IIIと良く似た結果で、その差はわずか-0.14EVだった。EOS R6のセンサーは実質的的にα7 IVと同じだ。

  • 結論:α7 IVの新型センサーは従来の2400万画素センサーと大きな違いはないが、画素数が37.5%増加している。これは漸進的な進化に見えるかもしれないが、スチルや動画機能の様々な改善と合わせて、α7 IVは非常に魅力的な選択肢になっている。

 

α7 IVのセンサースコアはα7 IIIを1上回っており、高画素化しながらα7 IIIのセンサーとほぼ同等の画質をキープしているようです。高感度(ローライトISO)のスコアはわずかに下がっていますが、それでも他社の24MPや20MPのライバルとほぼ同等なので全く問題はなさそうです。α7 IVのダイナミックレンジや色再現はクラストップで、申し分の無いスコアですね。