PetaPixelに、Kマウント用の標準ズーム「PENTAX-DA★16-50mmF2.8 ED PLM AW」の実写レビューが掲載されています。
・Pentax DA* 16-50mm f/2.8 Review
- このレンズはK-3 III の要求性能に合わせてゼロから再設計されたレンズで、AFモーターや光学系、防塵防滴構造が一新されている。K-3 III はAF性能が大きく進化しているため、リコーはそのポテンシャルを最大限に引き出すレンズが必要だったと述べている。
- 小型軽量化の時代に、DA16-50mmF2.8はフルサイズ用の24-70mm F2.8とほとんど同じサイズで驚くほど大きく重いが、最初のショックが過ぎると、品質の高さが見えてきた。
- K-3 IIIとのバランスは完璧で、手持ち撮影では驚くほどバランスが良い。ミラーレスシステムと比べると重いが、カメラのエルゴノミクスやバランスの良さと相まって、その重さにもかかわらず快適に撮影できた。
- 鏡筒は金属製でしっかとしており、ズームリングは十分な重さがあり、下を向けても自重落下することはない。ズーミングで鏡筒は伸びるが、これは他社も同じでペンタックスだけの問題ではないが、ホコリが入るのが心配なのでインナーズームならいいと思う。
- AFはパルスリニアモーターを採用しており、過去数年間に使ったペンタックスレンズと比べて明らかにAF速度が改善していることに感銘を受けた。このレンズのAFはK-3IIIとの組み合わせでは、これまでのペンタックスレンズよりも圧倒的に速い。AFは明るい場所では瞬時に合焦するが、暗い場所ではコントラストが高い被写体でもわずかに遅くなる。
- AFはかなり静かだが、ごく小さなノイズがあり、動画撮影時にはその音を拾うので、ビデオグラファーをそれを念頭に置いておく必要がある。
- ゴーストはこれまでレビューしてきたペンタックスのレンズと異なり見られないが、開放で太陽を撮影するといくらか目立つ。色収差や歪曲はいくらか見られるが抑えられておる。35mm以上のズーム域では歪曲や周辺光量落ちはほとんど解消する。
- ボケは滑らかで、玉ボケもかなり円形だ。ボケはこれまでで最も滑らかというわけではないが、日常用のレンズとしては十分に心地よいもので、ポートレートや商品撮影でも役に立つ。
- このレンズとK-3IIIの組み合わせによる色再現は非常に良好で、実物に忠実なものだった。
- DA★16-50mmF2.8 ED PLM AWは旧型より光学性能とレスポンスを大幅に改善した汎用性の高いレンズとなっている。このレンズの唯一の欠点は大きさ重さと、高い価格だ。しかし、テストを通して、このレンズがK-3IIIのユーザーなら誰にとっても歓迎されるレンズなのは明らかで、K-3IIIの全ての性能を発揮できるレンズだ。
ペンタックスの新しい16-50mmF2.8 ED PLM AWは旧型とは別物と言っていいくらい大きく進化しているようで、光学性能だけでなくAFの進化も大きいようですね。画質は新世代の★レンズらしく非常に高解像力でクリアなものになっていますが、ボケも標準ズームとしては綺麗でペンタックスらしい雰囲気も感じられるレンズという印象です。
スナッキー
いまRICOH squareで触ってきました。
確かに大きいのだけれど、バッテリーグリップつけたK-3IIIに付けるとしっくりきました。
レフ機を楽しむなら良いかもしれませんね〜
2児の父
k-3 IIIの標準ズームにと考えましたが、APS-Cにしては大きく重く高いので躊躇してしまいました。
最近の流れではありますが、星を撮る時のために距離表示はつけて欲しかったです。
kmz
旧型とは性能も見た目も全く別物です。
フルサイズ用のD FA 24-70F2.8と近いサイズ感です。
旧型16-50はDA 16-85に性能も負け気味で16-85ばかり出番がありましたが、新型購入後は性能を取るか軽さを取るかで迷うことが多いです。
ぶ
20-40mmとはいい具合に使い分けられていて、便利です。
16-50mmであまり何処にも書かれていないように思いますが、ズーミングするとリアルタイムにピント位置が補正されます。
最初、ズーミングすると少しパルスモーターの音がするので何かと思ったらそれでした。
合わせやすい望遠端でピントを合わせた後、広角側にするとピントも補正されるので星撮りとかには便利です。
高めでしたが、買って正解だと思ってます。