ニコンのグローバルシャッターとローリングシャッターの両方を搭載したセンサーの特許

ニコンが、グローバルシャッターとローリングシャッターの両方の動作が可能な撮像センサーの特許を出願しています。

IPForce

  • 出願人:株式会社ニコン
    公開番号:P2022043221
    出願番号:P2021210723
    公開日:2022-03-15
    発明の名称: 撮像素子

  • 【課題】グローバルシャッタ動作とローリングシャッタ動作とを行うことが可能な撮像素子を提供する。
  • グローバル電子シャッタ方式で駆動する撮像素子は、ローリング電子シャッタ方式による信号読出しを行うことが困難である。
  • 本実施の形態による撮像素子は、グローバル電子シャッタ方式の動作と、ローリング電子シャッタ方式の動作とを行うことが可能に構成される。グローバルシャッタ動作の場合、各画素の蓄積開始のタイミングを同じにできるため、各行において蓄積の同時性を有する。 ローリングシャッタ動作の場合、各行の蓄積時間(電荷の生成時間)が同じでも、蓄積開始のタイミングが行毎に異なるため、各行において蓄積の同時性はない。

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ニコンがグローバルシャッターとローリングシャッターの両方を搭載しているセンサーの特許を出願しており、転送経路を2つ設けることで、両方の動作を可能にしているようです。対象はレンズ交換式カメラでもレンズ固定式カメラでもよいとなっていますが、どのような用途を想定しているのか興味深いところですね。