ePHOTOzineに、富士フイルムの「XF23mm F1.4 R LM WR」のレビューが掲載されています。
・Fujifilm Fujinon 23mm f/1.4 R LM WR Lens Review
- F1.4のレンズなので見た目は大きいが、重さは375gと非常に軽い。フォーカスリングは電子式で適度な重さがあり、動きはとても滑らかだ。
- AFは正確で作動音はほとんどせず、最短で0.04秒で合焦する。最短撮影距離は0.19mで、最大撮影倍率は0.2倍だ。
- 絞りリングの出来は素晴らしく、精度と感触は完璧だが、クリックは解除できない。
- 金属製のマウントは出来がよく、滑らかに装着でき、装着したときの遊びは全くない。
- 解像力は中央はF1.4からF16まで素晴らしい値(excellent)で、F2とF2.8では際立った値(outstanding)に近くなっている。隅はF1.4からF11で素晴らしい値(excellent)で、F16ではとても良好な値(very good)だ。
- 色収差はほとんど見られず、問題になる可能性は非常に低い。
- 歪曲は+0.10%の糸巻き型で、画面の隅でも直線は直線のまま維持されており、建築写真用として素晴らしい。
- ボケは背景が雑然としている場合でも柔らかく、満足行くものだ。
- フレアは非常によく抑えられている。これは、鏡筒の設計と定評のあるスーパーEBCコーティングのおかげだろう。
- 周辺光量落ちは開放で-1.2EVと非常に少なく、これは単焦点がズームに勝る部分だ。
- レンズ1本で旅行するならこの焦点距離よりも良い選択肢はない。小さなフォーマットを心配している人には、F1.4の明るさがAPS-Cでボケが小さくなる埋め合わせになるだろう。まとめると、このレンズはスタイリッシュで素晴らしいレンズだ。
- エディターズ・チョイス:旅行、ストリート、建築に最適な伝統的な単焦点レンズで見事な性能だ。
- 良い点:中央と隅の素晴らしい解像力、画面全域で均一な解像力、色収差がほとんどない、周辺光量落ちが穏やか、ほぼ完全にフレアが出ない、ほぼ直線(歪曲がない)、明るいF1.4の口径、防塵防滴、非常にハイクオリティな造り、近接性能。
- 悪い点:若干高い。
富士フイルムの新しい23mm F1.4は開放から画面全域で極めて高い解像力で、解像力に関してはパーフェクトと言ってもよい結果となっています。これだけ高い解像力にもかかわらず、ボケが綺麗なのもポイントが高いですね。また、各収差も非常に良く抑えられており、フレア耐性も優れていて弱点のないレンズに仕上がっているという印象です。
taka
発売日に買いましたが、素晴らしいレンズだと思います。とにかく寄れますし、ボケはふわっとしていながら合焦点の解像度は高く、発色のバランスもいいです。値段は全機種から若干上がっていますが、昨今のカメラレンズの値上がりを考えればよくこのくらいに抑えてくれたと思います。
換算35mmの使いやすい焦点距離でこのレベルのレンズを出してくれたことは本当にありがたいと思います。
ナイトメア
いい評価ですね!
レンズの買い増し、したくなりました!
フクシマ
すんごい評価ですね。開放f1.4からf8まで常にピークのグラフをはじめて見ました。
APS-C専門だから成せる業なんでしょうか?データ上はとにかく解像の化け物ですね。
次回、この後継機の開発者は苦労すると思いますww
ae
旧Ⅰ型の新品がバーゲン価格で販売されているのを見て新品に更新するか悩んでいましたが、Ⅱ型の評価がすばらしくて踏みとどまれそうです。
旧Ⅰ型や35mmf1.4に比べて色味がさっぱりしている・面白味がないといった評価もありますが、次世代の高画素センサー向けとしてはこの結果のように解放から実直な性能が必要なのでしょう。買い増しして揃えていきたいと思います。
Zeph
確かに高いですが寄れる35mmが欲しくて発売日に買いましたが本当に化け物レンズですw