CIPAが、2022年2月のデジタルカメラと交換レンズの生産出荷実績表とグラフを公開しています。
2022年2月のデジカメの出荷台数は前年同月比で73.4%(金額ベースで90.6%)で、台数ベースで前年を大きく下回っただけでなく金額べースでも前年割れとなっていて、かなり低調ですね。現在、カメラ業界は供給不足や値上げ、新型コロナによる撮影機会の減少など悪い要素が重なっているので、この状況も仕方のないところかもしれません。
カメラのうち、レンズ一体型は前年同月比で56.7%(金額ベースで75.1%)、レンズ交換式は前年同月比で83.0%(金額ベースで93.1%)で、今まで金額ベースでは前年超えとなっていたレンズ交換式も2月はかなり下がってますね。
地域別のデジカメの出荷台数は、前年同月比で米州(73.0%)、欧州(67.0%)、中国(96.9%)、日本(80.5%)、日本中国以外のアジア(65.2%)と、中国以外は全体的にかなり落ち込んでいるようです。
2022年2月の一眼レフの出荷台数は約15万519台、ミラーレスは約20万3912台で、台数ベースでは一眼レフは今でもかなりの割合を占めていますが、金額ベースではミラーレスが一眼レフの約3.6倍となっており、引き続き製品単価の差はかなり大きいようです。
緑のたぬき
カメラ市場の縮小は底を打ったなんて話もあったけど、まだぜんぜん底が見えませんねぇ……
え〜まうんと
ものが作れないんだから仕方がないかと
ただ、怖いのはそうやって仕方ない仕方ないとしている内に、カメラの需要そのものが無くなってしまう事ですね。
車等は新車需要に応えられず、中古車に客が流れて新車を売る機会を損失していますが、生活に必要なモノですから市場そのものが無くなることは無いでしょう。
でもカメラの場合は「もう手に入らないならスマホでいいや」ってなって市場そのものが無くならないかが心配です。
noppo
コロナだから仕方ない、部品不足だから仕方ない…
確かにそうなのですが、そうしている間にもシェアの小さなメーカーは徐々に追い詰められていくわけで…
ただただ、早期に状況が収まることを願うばかりです
マスター
ものがないから作れない、作れないなら、1台あたりの単価を上げて!って高すぎてもう買えないです。
部品不足って言うけど、改善されない可能性も高いので、そろそろ、気がついてほしいです。
フジ好き
誰かが言っていたけれど、完全にカメラはそれを仕事とする為のツールになったっていう事なんでしょうね。
自分もカメラ+レンズに40万払うなら、その40万円で旅行したいと思う派なので。。他の人はどうかわかりませんが、もし家庭を持っていたらその40万で旅行したいって奥さんに怒られる気がします(笑)
田中太郎
底が見えないですね、そして改善する気配も無いですね
部品供給はいつになったら改善するのか
今年いっぱいも駄目そうな雰囲気ありますが・・・
カメオ
部品不足などで思うように作れず春節需要が見込める中国に出荷するので精一杯だったという感じでしょうか。
仮に供給不足が解消されたとしても目に見えたスチルの画質向上がない限り緩やかに下がり続けるのではないかと思います。
どりゃー
交換レンズ式ハイスペックカメラを使いこなす
ガチのフォトグラファー・ビデオグラファーがユーザーの大半で
一般消費者はスマホカメラで充分満足している状況に
世界規模で変革してしまいましたね。
腕時計がスマホとスマートウォッチ連合に駆逐されると思われていたにも関わらず
踏みとどまっているのとは対照的なように思います。
かつてはすべての主要メーカーからヒット商品が生み出され
グルグル市場を駆け巡っていたのに
近年一般消費者向けにヒットしたデジタルカメラは
instax mini Evo だけなのは残念
勝浦写真館
細かいことを言わなければスマホのカメラで十分目的を果たせます。成人のほとんどがスマホを持っているので特殊な撮影を趣味とする人や撮影を営みとする人しかカメラを求めないないのではないでしょうか。自分も過去には旅行等一眼レフを持ち歩いていましたが、現在はスマホです。もちろん仕事ではレンズ交換式ミラーレスを使用しますが自分の仕事も特殊な撮影です。購入は一世代又は二世代前の中古です。これで十分撮影可能です。
Canon boy
・旅行やレジャーの機会が減った事
・レンズ交換式カメラは高くなる一方だと言う事
・スマホのカメラはどんどん性能が上がっている事
さまざまな理由があると思いますが、20年前に比べれば、スマホやケータイ以外でカメラを持っている人の数はまだ多いのではないでしょうか。
スマホもカメラに含めたら相当多いはず。
むしろ、カメラとして機能するものを持ってない人の方がもう珍しいはず。
撮影機器が飽和状態に近いのだから、出荷台数は減っていて当たり前ですよね。
正直α7IIIがまだまだ売れていることを見れば、プロ・ハイアマチュア以外は現状のカメラで十分満足している人も多いと思うので、カメラが趣味の人も買い替えのスパンが長くなってゆき、この先出荷台数が前年度を超えることなど未来永劫ないのかもしれませんね。人口が倍増とかすればわかりませんが。
そんな中驚きなのはミラーレスではないデジイチがこんなに多く売れていることですね。
この一年で私の周りには新たにミラーレスを買ったと言う方が結構いますが、
新たに一眼レフを買ったと言う話は一度も聞いた事がないので、どのような層に売れているのかとても気になります。
ライカビギナー
悲観しても仕方ないかな。
高価格帯に移行して買えない、や旅行の方がいい、と思う気持はわかりますが、とにかく手持ちの機材で写真を撮って発信して、写真撮影の魅力を伝えませんか。
下手でもいいじゃないですか。
それが一番の支えだと思います。
kmz
観光地に行くとまだまだカメラを使っている人を多く見かけますが、よく見るとちょっと懐かしい感じの機種もちらほら。
ライトユーザーの買い替えサイクルがかなり長くなっているのも一因でしょうね。
写真を見る環境も小さなスマホ画面ですし12MPもあれば充分なのでしょうね。
yam
「そこまでカメラに興味がない」という人にとっては、既に持っているカメラで充分。また、買い替を検討しても、値段が高くなっていたりするので、台数は減るでしょうね。
oto
ここ最近の新機種は出ても動画は性能アップして力が入ってますが、スチルの方はもうそれほどでもないので自分のように動画は撮らないと、なんかもう購買意欲も湧かなくなります。
そういう人も最近は多いのではないでしょうか。
乾
一つの考え方ですが
10年前のカメラ
5D3や1Dxでも撮って出しの普通の人であれば画質の差はほとんどわかりません。
フィルム時代と違い頻繁にモデルチェンジしてカメラが中古に溢れて安くて画質が十分であれば中古で十分という人も多いと思います。
SoA
まだまだ一眼レフが売れているという事はミラーレスへの買い替え需要はしばらく続くでしょうが、その後の打手としては更なるハード性能なのか、ソフトパワー強化か、プレミアム感等、各社戦略は練っている事かと思います。1マニアとしては心の琴線に触れた製品やサービスを買い支えるのみですね。
to
ムービー撮影や動体を連写で追うような撮影をしない人間には最新機種へ買い替える必要性が感じられないと思います。
スマホやPCと同じくデジタルカメラも普及機や1世代前の機種でも大多数の人には十分なほど成熟したということかもしれません。
性能はほどほどでデザインや質感にこだわったモデルや小型軽量なモデルが出てきてほしいですが、実際に出すと売れないんでしょうね。
クッキー
先進国以外のカメラ需要は、まだ一眼レフが強いと聞きます。
なぜなら先進国以外の国は購買力が弱いため、高い最新のミラーレスより価格のこなれた一眼レフの方が売れているようです。と言うか高いミラーレスは買えない。
だから世界販売ではまだ一眼レフが健闘しているようですね。
わさびみそ
α1、R3、Z 9とすごいカメラが次々に出ていてこの結果ですものね…。
これら機種そのものだけでなく、メーカーのイメージ向上でミドルクラス辺りも活性化しても良さそうなものなのにそうならない。
まあ半導体不足で売るものがないのも大きな要因でしょうけど。
あと、今現在各社フラッグシップの特権である電子シャッターでの高速連写、これがミドルクラスに降りて来て普及したら、その後はどうなるのか?今でさえ買い替えペースの鈍いアマチュア層はそれが人生最後のカメラになってしまうのでは?と懸念しております。
未だミノルタファン
かつてフィルムカメラも一眼レフが主流の時代がありましたが、コンパクトカメラが台頭、ズームなど機能が増え旅行や家族写真なら一眼レフである必要はなくなりました。さらに写ルンですの出現で一眼レフどころかコンパクトカメラも需要が減りました。デジカメはその繰り返しをしているだけで、もはやスマホはコンパクトカメラ以上の性能で、ミラーレス一眼が欲しい人はカメラが趣味の層になります。さらに性能が必要なのはプロとスペック至上主義のハイアマチュアで、α7Ⅲで事が足りる私のような層はついて行か/行けないでしょう。寂しいですが、オーディオが衰退し携帯オーディオになったのと同様、両極化するのでしょう。
英國紳士
観光地に行くと、以前よりも少し若めの方がカメラを持っている事が増えているようにも感じましたので巣ごもり需要の中でもそこそこ売れているのかな?と思っていたんですが、実態はこんな感じなんですね・・・
A7Rvが出たら買い替えようとも考えているんですが、他の方が仰っている様にあまりにカメラ1台あたりの単価が高くなりすぎていて、ちょっと躊躇ってしまいますね。
次のカメラが人生最後のカメラになるのかな・・・そういいながら私はこの先もあと何十年かは買い替えてしまうんでしょうけど
路傍のカメラ好き
各社、衰退の流れも要因も理解しつつ、状況をひっくり返す打ち手はないんでしょうね。
今や生活必需品のスマホに付いている高性能カメラで大半は満足するのも納得です。
腕時計の話が出ていますが、あちらはカメラ以上にステータスとしての価値が高く、「ミドルレンジにも可能性がある」との記事で出たスイス時計が62万円という超高級志向。
セイコーとかも中高価格帯に注力してますし、カメラとそう状況は変わらないかなと。
「必要とされる性能」が大半の人には頭打ちなのもありそうです。
界隈では低画素と言われる2000万画素でも4Kは超えてるし、世間の主流はまだまだFHDモニター。そしてその画素なら15年前の高級レンズでも十分な解像感……というのを、先日RF70-200mm/F2.8Lを試用して感じました。もうちょい安ければそれでも買ってたんでしょうけど……
ぶらりん
「部品供給」「コロナ」という言い訳がなくなったときに、どういう数字になるか。それが出るまでは将来を占う事はできないかもしれません。
ただ出荷台数減少による売上のカバーを、単価が低い機種の製造を中止して、平均単価を上げることで躍起となったメーカーは、高級機種需要が一巡した後には相当苦しいことになるのではないかと思います。
ベビーブーム世代がほぼ全員後期高齢者となる2025年以降にそのあたりが顕著に現れることになるでしょうか。
ギタジロー
利益率をあげるためメーカーが高価格帯製品にシフトしているので台数ベースの前年比は折り込み済みだと思います。
金額ベースでも前年比を下回るのは厳しいとは思いますが、10%程度のマイナスに留めているのは出荷台数を捨てて大幅出荷台数を抑えている割には健闘していると言えるのではないかと。
ユーザーも趣味に出せる金額はある程度決まっているため、メーカーはハイエンドに集約と言っても高性能高級機を超高価格でだすだけでなく、APS-Cのハイエンドや明るさ抑えた高性能レンズなど、利益率の優先かつユーザーの自尊心も保つような製品戦略を期待します。
らぷたん
コロナのサイクルがあるので以前のように「前年同月比」というものさしは使いにくくなっていますね。